須磨海浜公園のマスト型時計台と赤灯台 |
写真はすべて2009-10-12撮影
上の写真はマストをイメージした時計台です。
須磨の雰囲気にピッタリとマッチしたものだと思います。
上の写真はシーパル須磨11階の展望風呂から撮った赤灯台です。
説明書きより引用
「日本の様式灯台の建設の歴史は、1866年幕府が諸外国との間に、主要な港に灯台を
作る条約を結んだ時から始ります。翼1867年、幕府と英国公使が兵庫開港(同年12月)
に備えて結んだ大坂約定で建設を約束した5つの灯台のうちの1つが和田岬灯台です。
和田岬灯台は日本の灯台の父と呼ばれるイギリス人リチャード・ヘンリー・ブラントンの
指導で、明治4年(1871)和田岬砲台の横に作られました。当初は木製で8角形の灯台
でしたが明治17年(1984)現在の鉄骨造の灯台に建替えられました。
その後和田岬は埋め立てが進み、昭和38年に廃灯となりましたが、明治時代の洋式灯台
の歴史を示す貴重な資料でもあり、現在の須磨海岸に昭和38年(1963)に移築・保存
され、平成10年には国の登録有形文化財となりました。」
明治17年(1984)の建設からは石油灯からガス灯となっています。
入口の上には改築の経緯を示す額「明治五年一月二九日初点燈於舊臺一七年
三月一日再点燈於新臺」が掛けられています。
灯台は3層構造で、1層は倉庫とホール、2層は螺旋階段、3層は広い空間を確保し、
最上部に灯篭を設置しています。1層の1辺は約3.9m(最大幅7.8m)、高さは約15.8mで、
2層の最大幅は5.0m、3層の最大幅は2.0mです。
レンズは1870年製のイギリスのチャンス兄弟商会の製品で、初代の燈台に使われた
ものが、破損しながらも残っています。
昭和38年(1963)の移築後は廃灯となりましたが、現存する日本最古の鉄製灯台です。