須磨寺 一の谷鯖大師 貞照寺前の十六羅漢石造 と釈迦如来石仏 |
紹介します。
平成8年(1996)2月に書かれた説明書きを引用させていただきます。
「この石仏は金子直吉氏が大正8年(1919)9月、須磨一の谷の八海山
貞照寺に寄進されたものですが、平成7年(1995)1月17日の
阪神・淡路大震災による貞照寺本堂全壊のため、当境内地へお移しした
もので、中国明時代の作と伝えられています。
羅漢さま(阿羅漢さま)は、もともと仏道修業の最高段階に進んだ人を
さす敬称で、十六体あることから十六羅漢さまと呼ばれています」
阿羅漢の説明 By Wikipedia
阿羅漢 (あらはん、サンスクリット:arhat अर्हत्アルハット)は、仏教において、
尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のこと。
サンスクリット語"arhat"の主格 "arhan" の音写語。
略称して羅漢(らかん)ともいう。漢訳は応供(おうぐ)である。
もとは釈迦の尊称の一つであった。
1)賓度羅跋羅堕闍(ひんどらばらだじゃ)
2)迦諾迦伐蹉(かなかばしゃ)
3)迦諾迦跋釐堕闍(かなかばりだしゃ)
4)蘇頻陀(そびんだ)
5)諾矩羅(なくら)
6)跋陀羅(ばだら)
7)迦理迦(かりか)
8)伐闍羅弗多羅(ばじゃらふつたら)
9)戍博迦(じゅはか)
10)半托迦(はんだか)
11)羅怙羅(らこら)
12)那伽犀那(なかさいな)
13)因掲陀(いんかだ)
14)伐那婆斯(ばなばし)
15)阿氏多(あした)
16)注荼半吒迦(ちゅうだはんだか)
金子直吉氏は慶応2年6月13日(1866年7月24日) 土佐藩の商家の子として生まれ、
昭和19年(1944年)2月27日に没した日本の実業家です。
丁稚奉公から身を起こし、鈴木商店の「大番頭」として大正時代には三井財閥、
三菱財閥をしのぐ規模の企業グループに拡大させ財界のナポレオンともいわれた。
鈴木商店は昭和2年(1927)の金融恐慌で破綻した。鈴木商店の再生に
精力を費やしたが再生は成功しなかった。