アカホヤ火山灰の地層 |
この火山灰は遠くは東北地方にまで観察されており、九州の南部では60cmにも及ぶ
火山灰層で、垂水日向遺跡でも10~20cmの堆積があった。
火山灰層のテフラとしての記号はK-Ah、AKの略称でも呼ばれています。
アカホヤ火山灰の地層は約6,400年前(BC4,400年)の年代であることが放射性同位元素
14Cの年代測定により確認されており年代判定の指標としても利用されています。
6,400年前は縄文前期になります。縄文期の年代は下記のとおり。
1万3,000年~8,000年前 縄文草創期
8,000年~6500年前 縄文早期
6,500年~5,000年前 縄文前期 6,300年前 大分市 横尾遺跡 条痕文土器が出土
6,000年前 山県朝寝鼻遺跡 稲の栽培
5,000年~4,000年前 縄文中期
4,000年~3,000年前 縄文後期
3,000年~2,300年前 縄文晩期
我々が学校で習った歴史では弥生時代(2,300年(BC300)~2,000年前(AD300))から
稲作が始ったとされていますが上記のように6,000年前から稲の栽培が行われていた可能性も
充分にあるといえる。
現に長江の中・下流で6,500年前には稲作が行われており対馬海流に乗って海路で九州に
稲作が伝わりさらに全国に広がっていったとしても不思議はない。
本日はアカホヤ火山爆発(Akahoya volcanic eruption)について、整理しておきたいと思い、
筆をとりました。
アカホヤ火山は鹿児島県の南方現在の鬼界ヶ島(薩摩硫黄島)や昭和硫黄島を含む東西23Km
南北16Kmの鬼塊カルデラを噴出源とする大規模火砕流を伴う広域の火山活動を指す。
現在でも硫黄岳(704m)は噴火活動を続けている活火山である。
地図はこちら。
Wikipediaによる解説(英文)
薩摩硫黄島の紹介サイトへのリンク(1)
このサイトを読んでいて感じたのだが港の海が褐色に濁っているとのことアカホヤ火山灰層の
茶褐色の地層と一致している。
薩摩硫黄島の紹介サイトへのリンク(2)
薩摩硫黄島の紹介サイトへのリンク(3)気象庁
薩摩硫黄島の紹介サイトへのリンク(4)三島村