神戸市兵庫区 氷室神社 on 2011-3-14 |
撮影:2011-3-14
氷室神社の基本情報
住所:神戸市兵庫区氷室町2-15-1 TEL:078- 531-2883
御祭神:大國主命(だいこくさま)、仁徳天皇、市岐嶋比賣命(清盛七弁天)、
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)=神戸の伏見さん
地図はこちら。
上の写真は住宅街から入る入口の鳥居です。
少し入るとNHK大河ドラマ 義経の時に作成された看板があります。
その看板より氷室神社の説明を引用させていただきます。
「氷室神社(七弁天)
氷室(ひむろ)の名の由来は、仁徳天皇の兄にあたる額田大中彦皇子
(ぬかたのおおなかのひこのみこ)が遊猟の際に氷室を発見し、仁徳天皇に氷を
献上したことからきており、これより後、仁徳天皇を奉斎したと謂われています。
平清盛が福原遷都の際、厳島神社を勧請し祀った七弁天の一つで、付近に
平教盛の別邸があり、後白河法皇が幽閉されていたといわれています。
源平合戦のときには、この清水のそばに平教経(たいらののりつね)が陣取って
いたので、夢野清水は「陣馬の井」と呼ばれています。
また平通盛と妻小宰相との別れの地といわれています。」
清盛七弁天めぐりについて補充して記載します。
和田神社(安全弁天)、真光寺(音楽弁天)、能福寺(清盛くん)、来迎寺(松王丸くん)
済鱗寺(勉強弁天)、恵林寺(運動弁天)、兵庫厳島神社(お洒落弁天)
氷室神社(恋愛弁天)、花隈厳島神社(健康弁天)
氷室神社の弁天様は市杵島姫命(=弁財天)を祀ったところといわれています。
宮島の7つの海岸にちなみ、7つの弁天を祀ったというものだそうです。
下記の7つである。
1.
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3.
4.
5.
6.氷室神社(れんあい弁天)(今回紹介)
7.
別格
今は水がないが滝となっていた清水?。
境内には多数の摂社があります。上の写真はその一部です。
今まで記載されている以外にも、夢野の鹿伝説、香坂皇子と忍熊皇子の伝説
楠木正成ゆかりの地、香坂皇子の墳墓といわれる「御塚」など話題には
事欠かない神社である。
上の2枚の写真は明治8年(1875)京都の伏見稲荷大社より勧請した氷室稲荷神社
です。御祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。
お稲荷さんですので、農業のほか工業、商業も含めた殖産興業、家庭・地域の守護神
火伏(ひぶせ)の神様として多くの人々に崇拝されています。
上の写真は氷室神社のハイライトである氷室(氷室の旧跡)です。
昔は深さもかなりあったようですが現在は阪神淡路大震災の時に埋められ
ほとんど平坦な穴となっています。
氷室のことは日本書紀に次のように書かれています。
仁徳天皇の時代(西暦378年)、仁徳天皇の異母兄、額田大仲彦皇子は、
この地=(闘鶏野(つげの)で狩りをしていた時、穴倉を見つけました。
闘鶏稲置大王主(氷室神社社家先祖)という土地の古老から「冬に取った氷を萱草を
包んでおくと、夏になってもこの氷を使える」と聞き、天皇に献上したところ、
たいそう喜ばれたことからこの地に仁徳天皇を祀って創建されました。
以降10ヶ所も氷室が作られたといわれています。
但し、延喜式や和名抄では大和国に闘鶏野(つげの)や氷室があるとされている。
上の写真は氷室のアップ写真。