マツダ 1967年製キャロル360の展示 in 福井県立歴史博物館 on 2011-9-30 |
されておりその写真を撮ってきましたので紹介します。
撮影:2011-9-30
マツダ・キャロル(CAROL)は、マツダが販売する軽自動車
初代モデルはマツダの前身の東洋工業により1962年(昭和37年)に発売された
360cc車で、軽自動車初の4ドアセダンタイプのモデルとなったことでも知られ、
1970年(昭和45年)まで生産された。
下の2枚の写真は1967年製キャロル360で初代モデルの前期型?だと思われます。
展示の車が出回っていた頃 (1967年)に私は自動車普通免許を取得しました。
その当時の自動車学校では3万円以下で免許取得できました。
キャロル360やスバル360が多く市中で走っていたことをはっきりと記憶しており
大変なつかしく思いました。
キャロル360の解説 By Wikipedia
1962年(昭和37年)製造開始。当初は2ドアが、翌年の1963年(昭和38年)に
デラックス仕様車の4ドアが発売され、その当初は大ヒットした。
東洋工業(当時)は1960年(昭和35年)にマツダ・R360クーペで軽乗用車業界
に参入していたが、これは4人乗りながら後部座席が極めて狭く、
実質2座席車であった。
当時の軽乗用車市場を席巻していた完全4人乗りのスバル・360に対抗するには
機能面で不足で、発売当初こそ低価格で注目されたが、スバルの牙城を崩すには
至らなかった。
また空冷V型2気筒の簡易なエンジンが乗用車エンジンとしてはやや洗練に欠ける
ことも否定できなかった。
キャロルはこれに代わる主力車として開発企画されたもので、当初1961年(昭和36年)
の東京モーターショーで700ccセダン、「マツダ700」として原型が発表されたものの、
360ccの軽自動車として市場に出された。
特徴は、軽乗用車でありながらボンネット、キャビン、車体後部のエンジンルームが
外見的に分離した「完全3ボックススタイル」を用い、後部座席背面のリアウインドウ
部分はガラスを垂直に立てた「クリフカット」型として、ヘッドクリアランスと
エンジンフード(他の車ではトランクリッド)の開口面積を稼ぐ手法を採ったことである。
このデザインはアメリカ製の大型車や、イギリスのフォード・アングリア
1959年(105E)型などの先例があるが、日本では珍しい個性的なデザインであった。
パワートレーンも、軽規格の360ccながら、水冷 4ストローク 直列4気筒 OHVの
アルミシリンダーエンジンを奢る異例ぶりで、それをリアに横置き搭載した
リアエンジンの後輪駆動車である。ラジエーターはエンジンに接して装備され、
走行による風圧を利用できないため、エンジン駆動の強制冷却ファンによって側面から
冷却気を導入する。このファンの音も初代キャロルの特徴のひとつとなっている。
水冷の4気筒・4ストロークOHVというエンジンは、軽合金材料や高剛性の5ベアリング
のクランクシャフトなど、小型乗用車と比較しても高水準な設計で、当時の軽自動車
としてはホンダ・T360のスポーツカー用を流用したDOHCエンジンと並び、
非常に贅沢なものであった。
これはエンジンブロックの設計を共用しつつ、排気量を拡大し、続いて発売される
上位の小型車(ファミリア)へも搭載して開発コストを抑えるというスケールメリットを
念頭に置いてのことであった。 以下略
詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。
福井県立歴史博物館の公式HP
現在も660ccのDOCHエンジン搭載の軽自動車にキャロルの名前で販売
されているようです。
マツダ キャロルのHP