植物おどろ木!教室 in 神戸市立人材支援センター on 2012-10-19 |
において植物おどろ木!教室 副題:介護予防ふれあい教室で60歳以上の人が対象の
教室があり参加してきましたので写真紹介します。
神戸市立人材支援センターの基本情報
住所:神戸市長田区二葉町7丁目1-18 TEL:078‐646‐8128
公式HP
介護予防ふれあい教室という言葉が気になるがまあそれはさておいて
講師は「葉っぱ先生」の高岡得太郎氏です。
高岡得太郎氏は故堀治三朗氏とともに植物化石の収集で有名で兵庫県立人と自然の博物館
に神戸層群産植物化石 2,656 点を寄贈されています。
堀治三朗氏氏の寄贈分も含めると約6,000点寄贈されたとのこと。
小生が北須磨文化センター在職中、兵庫県立人と自然の博物館の半田先生をお迎えし
神戸層群の化石の講演会をした時に、初めて高岡先生におめにかかりました。
2008年7月、神戸新聞総合出版から「散歩道で出会う身近な樹木たち」という本
も出版されています。
楽天のオンラインshoppingなどで入手できます。(下記サイト)
http://item.rakuten.co.jp/hmvjapan/2937569/
最近は須磨離宮公園で下記のようなイベントと公園内の木の解説なので活躍されて
います。
■ 第11回 須磨の植物化石展 2012年 7/23(月)~8/15(水) 10:00~16:00
於:植物園和室
3500万年前の神戸層群から見つかる植物化石約100点や貝などの動物化石を展示
■ 葉っぱの化石作り(レプリカ) 2012年 7/29(日)・8/12(日)
10:00~12:00、13:00~15:00
講師:高岡得太郎氏、山本順一氏(神戸の植物化石を考える会)
先着各20名(小学生対象)
上記イベントの紹介Blog
■ みんなで探す植物散歩:芽吹きを感じる
上記イベントの紹介
前置きが長くなりましたが教室の中身について写真紹介します。
まずは手品から始ります。500円硬貨をプラスチック容器に入れる手品を披露。
上の写真はマツボックリをガラス容器から出す実験を披露。
(1)又状脈(さじょうみゃく)
イチョウの雌の葉っぱは種子植物では珍しい又状脈(さじょうみゃく)といって
筋が二股に分かれ扇状になっている葉の葉脈をあみだクジで説明。
葉脈の説明 By Wikipedia
葉脈(ようみゃく)は、葉にみられる、樹枝状、あるいは網目状の構造の事。
その内部には維管束が通っており、茎の維管束と連結して水や養分を供給し、デンプンなどの合成産物を運ぶ通路となっている。
http://www.educ.city.ibaraki.osaka.jp/center/kenkyukenshu/science/hiroba/11.pdf
(2)葉の役割
基本的に葉は光合成を効率よく行うためのつくりとなっている。
不利な条件の環境になった場合、その環境に応じた対応をする。
あらゆる生物に共通した習性であり、生きるためにどうしても必要なことです。
(3)クマノミズキの維管束(いかんそく)
上の写真クマノミズキの葉の白い部分が維管束(vascular bundle)です。
維管束の説明 By Wikipedia
維管束(いかんそく、英語: vascular bundle)とは、植物が持つ内部組織の1つ。
植物体の全体に渡ってその内部を貫く。役割としては液体(主に水や養分)の運搬と
植物体の機械的な支持である。維管束を持つ植物は、シダ植物と種子植物であり、
これらをまとめて維管束植物という。
維管束植物は裸子植物及び被子植物を包含していることから木材はすべて維管束を
持っている。
裸子植物に分類される木材が針葉樹、被子植物の双子葉植物に分類されるのが広葉樹
である。
(4)気孔の顕微鏡写真
ムラサキツユクサの気孔について
http://www.center.shizuoka-c.ed.jp/curri/cpc/Web/kannsatujikennsyuu2/21B01b.pdf
上の写真は生物学実験ノート 山下圭介、上野益三著 養賢堂(1968)
Page9よりムラサキツユクサ(Tradescantia reflexa)表皮細胞の気孔。
(5)イチョウ (敷地内の樹木の観察)
(6)トウネズミモチ (敷地内の樹木の観察)
(7)ヒマラヤスギ (敷地内の樹木の観察)
(8)サルスベリ (敷地内の樹木の観察)
(9)ムクゲ (敷地内の樹木の観察)
(10)ムクノキ (敷地内の樹木の観察)
(11)アラカシ (敷地内の樹木の観察)
ハイイロチョッキリ(ゾウムシの一種)がドングリに卵を産み、小枝ごと切り落とす
(12)サクラ (敷地内の樹木の観察)
(13)キリ (敷地内の樹木の観察)
(14)オリーブ (敷地内の樹木の観察)
葉のつき方で互生葉序、対生葉序、輪生葉序の3種類があった。
葉の付き方に関するサイト
http://www2.odn.ne.jp/had26900/shokubutsu_no_bunrui/morphology_of_leaves1.htm(15)藤 (敷地内の樹木の観察)
つるの巻きかたについて
(16)松の葉っぱ
葉の数 2葉,3葉,5葉の3種類あり クロマツの葉は硬く触ると痛い
アカマツの葉は柔らかくクロマツほど痛くない。
(17)笹と竹
商売繁盛 笹持って来いの笹は実は竹
(18)高岡得太郎氏の健康法の紹介
植物&高岡得太郎さん関連の小生のBlog
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