2020年東京五輪「落選」の全内幕 レスリング除外でマドリード当確(1)(週刊実話) - エキサイトニュース |
レスリングの除外(確定ではない)によりレスリングを得意とする日本やトルコへの
オリンピックの招致が難しくなりスペインのマドリッドが優位であるとの見方です。
レスリング除外に困惑するのはトルコも同じ。
ロンドン五輪で実施された26競技からなぜ基幹競技であるレスリングだけが除外候補にされたのか。下馬評では人気も競技人口も少ない近代五種やテコンドー、カヌー、ホッケー、さらにはツール・ド・フランス7連覇のアームストロング(米国)が禁止薬物使用を告白した自転車、体罰問題が明らかになった柔道などが候補とされ、レスリングは噂にさえならなかった。
「結果からすれば、なるほどそういうことか」と語るのは大手広告代理店関係者。
「レスリングは東京以上にイスタンブール(トルコ)では人気が高く、まさしく国技です。トルコにはオイルレスリング(トルコ相撲)というローマ帝国、ビザンツ帝国時代から伝統を受け継ぐ格闘技があり、年間40ものトーナメントがある。トルコ人レスラーが大相撲に入門したら、おそらく歴史が変わるでしょう。しかし、トルコ政府はレスリングを大事にしており、かつて小泉純一郎首相が要望した際も、海外流出を許さなかったほどです。その成果が五輪の金メダル数で、これまでトルコが獲得した37個の金メダルのうち実に28個がレスリング。それを承知しながらIOCはレスリングを除外するわけですから狙い撃ちも同然。イスタンブールは東京同様に難しくなったということです」