綱敷神社 |
地元では「須磨の天神さま」の愛称で親しまれています。
住所:神戸市須磨区天神町2-1 TEL078-734-0640
綱敷神社は菅原道真公所縁の神社であり全国に同名の神社が多数あります。
昌泰4年(901)に藤原時平の陰謀で菅原道真は都を追われ、九州の大宰府に
左遷されたおりに、風雨が強かったので一時須磨に上陸され、地元の漁師たちは
松の木の下に漁網の大綱を巻き、円座を作り、その上に管公を休息させました。
このときの綱を敷いたことにちなみ、綱敷神社の名称がつけられたようです。
実際には村の吉凶を占うため綱引きをしたのがつなしきに変化したという説もある。
24日、25日は例祭。1月15日に初天神。7月の七夕祭りや10月の須磨まつり源平夢行列
などの催しもあります。
神社内の由緒書きには以下のように紹介されています。
「延喜元年二月菅原道真公九州へ御左遷の御途次海上風波高く航しかねて此地に
上陸し給い里の浦人等は網の綱を丸めて円座として座を設けました道真公はここに
安居し給い暫く旅の疲れを休められ須磨の風光を賞でられた 菅公薨せられて後
七十六年目の天元二年時の須磨人等がその御像を模し祠を建ててお祀り申しあげた
のが当社の創始である。
当天満宮は日本二十五社の内第十四番の霊社にして特に学問の神として崇敬厚く
真威赫々として庶民の信仰を集め霊験又顕著であります。」
上記の説明のように創始時期は天元2年(979)であります。
摂津国25社のうちの第14番霊社は菅原道真公の旧臣である武部家伝来の天満宮
御所在地記に明記されています。
下の写真は拝殿。
拝殿の前になすがありこの上にのって願い事をすればご利益が受けられるそうです。
牛の狛犬です。牛の狛犬は他の神社でも見たことがあり一般的なものなのかも?
神社内の三重の塔。財政的にも豊かなのか?よく整備されています。
写真は梅の時期(2008-2-29)に撮ったものです。
須磨駅前のマンホールに描かれた綱敷神社。