腕塚堂(平忠度塚) |
住所:神戸市長田区駒ケ林4丁目5-8 です家がたてこんでいて場所は判り難い。
以前に明石の両馬川で平忠度(たいらのただのり)は岡部六弥太忠澄の家臣に腕を切られた
との記事を書きました。(下記)
「寿永3年(1184)2月7日源平一の谷の戦いに敗れた薩摩守平忠度は海岸沿いに西に
落ちて行った。源氏の侍岡部六弥太忠澄ははるかにこれを見て十余騎で追った。
忠度に付き添っていた源次ら4人は追ってに討たれ、明石の両馬川まできた時、忠澄に
追いつかれ2人は馬を並べての組討となった。忠度は忠澄を取り押さえ首を取ろうとした時
忠澄の郎党によって、右手を切り落とされた。忠度は最早これまでと念仏を唱え始める。
箙(えびら)に結び付けられた文を広げると「行きくれて木の下陰を宿とせば花や今宵の
主(あるじ)ならまし 忠度」とあり初めて忠度であることが判った。」
ここでは、「一の谷の合戦で西門を守り土肥実平に破れた平忠度は駒ケ林を目指して
落ち延びようとしたがここで岡部六弥太忠澄の家臣に腕を切られ討たれた。」と
されている。
腕、腰、足の痛みがなおると人々から信仰されています。
下の写真(2008-8-11撮影)は腕塚堂の対面にあるお地蔵さん群です。
右手がお地蔵さま左手が大正15年(1926)に改修されたお堂