牛頭天王伝説の平野祇園神社 |
住所:神戸市兵庫区上祇園町12-1 TEL;078-361-3450
平野祇園神社の御祭神は、牛頭天王(ごずてんのう)=素盞嗚尊(すさのおのみこと)である。牛頭天王は、お釈迦様がインドで悟りを開かれた祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の守護神です。
中国では、牛頭状の形をした山に熱病に効く栴檀(せんだん)を産出していたことから、
この山を疫病にご利益のある神として牛頭天王と呼んで崇められました。
牛頭天王由来記によると貞観11年(869)にこの神様(牛頭天王=素盞嗚尊)を
播州広峰から京都北白川の祇園さん(八坂神社)へ移すおり、ここで神輿が一泊されたので、それを記念して社を建てたのが始りだという。
牛頭天王に因み祇園神社の傍を流れる天王谷川や天王谷、天王町、天王温泉という
名前が残っています。
下の写真は神戸市営地下鉄湾岸線の和田岬駅を降りて和田神社方面に出て兵庫工業高校、神戸工業高校の塀に描かれた祇園神社の夏祭りの様子です。(2008-12-28撮影)
祇園神社の夏祭りは毎年7月13日から20日の8日間行われます。
下の写真は神社本殿に通ずる階段の下から撮ったものです。
階段の中間点あたりに幕末の豪商で神戸開港と神戸居留地の開拓に勝海舟と共に
功績のあった生島四郎献上の石灯籠があります。
階段を上りつめた正面からの祇園神社の景観です。
下の写真は本殿に向かって右側(東側)にある社務所です。
下の写真は手水鉢で享保年間(1716-1735)に献納されたものです。
下の写真は本殿で御祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)と櫛稲田媛命(くしいなだひめのみこと)で疫病を治め厄を祓う神様です。
右手(東側)は皇太社で祭神は天照大神(おまてらすおおみかみ)で国の平安を守る神様です。
左手(西側)は春日社で祭神は天児屋命(あめのこやねのみこと)で天照大神を助ける神です。
下の写真は本殿のサイドビューです。
下の写真は本殿の北側にある白玉稲荷神社です。
下の写真は烏原神社(例祭11月15日)です。石井川の上流の山田村に通じる道沿いに
あった烏原村に創建されましたが明治38年(1905)5月に神戸市民の上水道建設の為に
新しく建設された烏原貯水ダム(烏原水源地)の底に沈みました。
明治31年(1898)までに立ち退きを迫られた98戸414人の人達は平野から氷室にかけて
移転しました。烏原神社も氷室町に移転しましたが昭和20年(1945)3月の神戸大空襲で
焼失さらに平成7年(1995)1月の阪神淡路大震災で鳥居、燈籠なども倒壊したため
平成18年(2006)6月7日に祇園神社の境内に移りました。
下の写真は市杵島姫命(いちきしひめのみこと)で海と芸能の神様で祭典は6月17日。
下の写真は猿田彦社で祭神は猿田彦命(さらひこのみこと)で人を導く神様で
祭典は10月11日に行われます。
下の写真は平野祇園神社から見た神戸市街地で平野交差点附近を中心に撮ったものです。