摩耶山 天上寺

摩耶山　天上寺
住所：神戸市灘区摩耶山町2-12　　　TEL:078-861-2684
かっては摩耶山山頂の南の中腹にありましたが昭和5１年(1976)に賽銭泥棒の失火で七堂伽藍が全焼したため、開祖の地と伝えられる現在地、元摩耶に再建されました。
摩耶山天上寺は観音霊場（新西国霊場第22番、関西花の寺第10番霊場、
西国愛染明王第4番霊場、摂津33ヶ所第4番霊場、摂津国88ヶ所80番霊場、
神戸13仏第2番霊場、福原西国奥の院霊場）としてまた摩耶夫人尊が祀られている
ことから安産祈願、女人守護の本山女人高野、仏母の寺など女性に功徳が多いお寺として
知られています。また、神戸七福神の布袋尊霊場としても知られています。
安産腹帯の発祥の地であるとも言われています。天井寺は孝徳天皇の勅願により、大化2年(646)にインドから渡来したと伝えられている伝説的な僧、法道仙人によって
開創されたと伝えられている。
ご本尊は、お釈迦様が感得されたといわれる十一面観音です。この尊像を法道仙人が日本に伝え、天上寺のご本尊とされて
摂津周辺の守護仏とされました。

花山天皇、正親町天皇の御願所でもありました。
年中行事の中でもっとも賑わうのは8月8日から9日に行われる四万六千日大祭で
一年中で観音さまのご利益をもっとも多くいただける日であります。
以下の写真はすべて2009-1-30に撮影。

上の写真は西山門。



上の写真の左ては孝徳天皇勅願寺の碑。右はご神木。西山門をくぐると右手にあります。



少し階段をのぼっていくと左手に仏母摩耶夫人像が安置されている天竺堂があります。
天竺堂の対面に手水鉢があります。

上の写真は軍艦摩耶の石碑で昭和19年（1944）10月23日レイテ湾パラフン島沖で
潜水艦の攻撃を受けて艦長大江覧治少将以下450名の尊い命が失われました。

上の写真は門に入る前の左手にある若ガエルの像です。

上の写真は門より見た天上寺で門の両脇には花山天皇、正親町天皇の勅願所の
石碑があります。

上の写真は本堂。

上の写真は摩耶夫人堂。

上の写真は本堂より見た摩耶山天上寺の境内です。

上の写真は摩耶山天上寺の開祖（大化2年（646））法道仙人の像です。
法道仙人は中国西明寺の道宣律師より釈迦感成るの秘仏十一面観音の黄金仏を
授かり難波の浦に着き、その後孝徳天皇の勅願により天上寺を開創されました。

上の写真は一願地蔵がある一願地蔵堂です。

上の写真は紀州徳川家8代重倫公側室於八百之方慈譲院殿のために建立された宝篋印塔。
一願地蔵堂の横手にあります。

上の写真は裏側から見た本堂です。