垂水日向遺跡 |
展示してある垂水日向遺跡の展示の写真を紹介します。
写真はすべて2009-5-22撮影。
垂水日向遺跡の調査は昭和63年(1988)3月3日より平成元年(1989)4月28日に行われた
1次調査における縄文時代中期以前の縄文人の足跡、縄文時代後期の自然木
弥生時代から古墳時代の湿地状地形及び土器、古墳時代の土杭
平安時代から鎌倉時代の堀立柱建物跡や土杭さらに中世から近世の自然流路
を中心に展示されていた。
また現在のレバンテ垂水1番館の王将のあるあたりの第3次調査の地点から
アカホヤ火山灰の層も確認されている。
パネルでの説明書きより要約引用させていただきました。
現在の地層より5m下には今から約8,000年前(縄文時代早期)の地層があり
ここが浅い内海であることがわかりました。日々の潮汐で1~2mmの厚さの土が
繰り返し堆積していきます。それを1枚ずつ剥がしていくと人の足跡が点々と見えて
きます。大人と子供が並んで歩いたり立ち止まったりしています。
細かな縞模様はさざ波の跡です。
上の写真は洪水で流された流木。
上の写真は縄文人の足跡。
地下に保存されていた木の葉っぱ。
上の写真はアカホヤ火山灰です。アカホヤ火山とは鹿児島沖の海底火山で
約6,400年前に噴火したもので垂水の日向地区でも約10cmの堆積層がある。
日向遺跡に関するリンク
神戸大学 兵庫県遺跡資料リポジトリ(神戸大学図書館) 調査報告書のダウンロードができる
垂水日向遺跡(小生のブログより)
アカホヤ火山灰の地層(小生のブログより)
神戸市埋蔵文化財センターのバックヤードツアー on 2013-7-31(小生のブログより)