ひなまつり |
3月3日の上巳(じょうし又はじょうみ)の節句に女児のある家でひな壇を設けて雛人形を飾り
調度品を具え菱餅、白酒、桃の花などを供える祭。
古代中国では3月の最初の「巳(み)」の日に水で体を清め、宴会を催し厄を祓うという祭りがありました。
その「上巳の節句」が日本に伝わり、日本古来からあった人形(ひとがた)に厄を移す風習などと混ざり合い、
平安時代になると、祈祷師を呼んで祈りをささげ、人形をなでて厄を移し、供物を備えて水に流す祭に
変化していきました。
平安時代の随筆や物語にも上記ような場面が登場します。室町時代には上巳の節句の厄祓い行事は
3月3日にほぼ定まってきており、人形を流していたようです。
五節句は次の通りです。
1月7日 人日(じんじつ)七草粥
3月3日 上巳(じょうみ)ひな祭り
5月5日 端午(たんご)子供の日、菖蒲の節句
7月7日 七夕(たなばた)星祭り
9月9日 重陽(ちょうよう)菊の節句
五節句の制度は明治6年(1873)に廃止されましたが、今でも季節の変わり目の
諸行事が行われ我々の生活の中の風習として根付いています。
Hinamatsuri(March3)
Dolls wearing traditional Kimono are displayed to pray for the happiness of girls.
These dolls are called Hinaningyo,and the custom is also known as momo no sekku.
In some areas,the old custom of loading one's troubles onto a paper doll and floating
them off down the river is still practised.
This is called Nagashi-bina.
上の写真は多井畑厄神でのひながたの受付風景。2010-1-18撮影。
上の写真は我が家の玄関のおひな様。2010-2-10撮影。
上の写真は有料老人ホームハピネ神戸学園都市の3階事務所前の雛人形。2010-2-11撮影。
上の写真は須磨離宮公園の梅です。
最近は寒さも少しゆるんでいましたが、まだまだ寒い日が続きそうです。
春が待ち遠しいきょうこのごろです。