須磨離宮公園内の在原行平ゆかりの月見の松&貞室の句碑 |
撮影はすべて2010-2-11です。
上の写真は松をバックに在原行平ゆかりの月見の松跡の碑を撮ったものです。
月見山は1,000年以上前から平安の貴族で歌人の在原行平(業平の兄)や
源氏物語のヒーロー光源氏が月見をしたと伝えられています。
また江戸時代には松尾芭蕉が須磨を訪れて句を読んでいます。
上の写真は江戸時代初期の俳人安原貞室の句碑で平成21年3月吉日に建立されたものです。
「まつかげや月は三五夜中納言」と読まれています。
句意は「須磨の裏の白砂に、美しく松のかげを落とす月はと見上げれば、時あたかも
十五夜の月であるよ。その昔、須磨に閑居した中納言行平もこの月を眺めたのだろうなあ」
安原貞室は慶長15年(1610) に生まれ、
旧暦延宝元年(1673)2月7日(新暦換算1673年3月25日)63歳で死去の俳人です。
松永貞徳の門下で、貞徳没後、「貞徳終焉記」を著して、号を貞室と改めた。
貞室は京都の紙商で、父の代から松永貞徳と親しかった。15歳で貞徳の私塾に入り、
18歳ごろから俳諧を始めた。才能豊かで貞徳から可愛がられた。
貞門七俳人の一人である。
上の写真は月見山から須磨海岸や市街地を臨んだものです。
当日は雨で霞んでハッキリしていません。