黄長曄(ファン ジャンヨブ)氏が4月4日午後 成田に到着 |
下記のように報道された。
「北朝鮮から韓国に亡命した黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ、ヨプは火へんに華)氏
元朝鮮労働党書記が4日午後来日し、拉致被害者家族や衆参両院の国会議員らと
会談することが分かった。政府関係者が明らかにした。
関係者によると、黄氏は8日まで滞在し、中井洽拉致問題担当相のほか、衆参両院の
拉致問題特別委員会の国会議員らと宿泊先のホテルなどで非公式に会談する。
黄氏は北朝鮮の国家イデオロギー「主体(チュチェ)思想」の創始者として知られており、
北朝鮮の政治体制や、拉致問題の解決策などについて、意見交換するとみられるという。
黄氏は北朝鮮による日本人拉致の詳細については知らないと話しているが、訪日中は、
拉致被害者の家族とも面会する。
一連の日程はすべて非公開とされ、関係者に限定された講演会も予定されている。
講演の様子はビデオ撮影され、後日、一般公開される見込みという。」
黄長曄元朝鮮労働党書記の乗ったユナイテッド航空機が4月4日の午後成田空港に到着。
飛行機から車両に乗り移る通路には布がかけられ警備上の理由から秘密裏の行動が
予定されている。
黄氏は1997年に韓国に亡命後、対北融和政策を進める金大中、盧武鉉両政権下で
自由な海外渡航を制限され、衆院外務委員会の参考人としての招請も許可されなかった。
今回、黄氏の来日が実現したのは、北に厳しい姿勢をとる李明博政権の協力があったと
みられる。両国政府の水面下の外交努力が実ったものだと言える。
大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫(キム ヒョンヒ)元北朝鮮工作員を日本に招請する
話も、外交ルートで進められている。
2009年秋、継続審議となった北朝鮮関連船舶を対象とする貨物検査特別措置法案が通常国会
で審議される予定である。この法案は国連の対北制裁決議を実行するためのもので、成立する
ことを望むものである。
関連記事としてyomiuri onlineの記事にTBさせていただきます。
関連Blog1
Hwang Jang-yop氏の紹介 By Wikipedia
2010年3月31日に行われた黄氏の演説
CNNのニュース記事へのTB
3月31日の演説内容