藤原為忠の歌碑 |
を写真紹介します。
この歌碑は布引三十六歌碑の一つです。
歌碑の位置についてはこちら写真(公園内の歌碑のみち案内板より)
歌碑は「うちはへて晒す日もなし布引の 滝の白糸さみたれの頃」
と書かれています。神戸市では番号をつけて整備管理しておりこの歌碑は16番に
なっています。
この歌について解説した案内板より引用させていただきます。
「この歌は新葉集にあり、天平8年(1352)の内裏千首歌会のもので、
題は滝五月雨とある。
暗雲たれこめ五月雨降り続く連日、滝水もうす暗く、白く輝く風情はない。
それを滝の白糸を長く延ばして晒す日もないと表現したのである。」
作者の藤原 為忠(延慶2年(1309)~応安6年(1373) )は南北朝時代の歌人です。