泰蔵寺 on 2008-5-22 |
写真はすべて2008-5-22の撮影です。2年前
泰蔵寺(たいぞうじ)の基礎情報
山号:普門山 宗派:曹洞宗
住所:神戸市北区 淡河町野瀬 529 TEL:078-958-0037
御本尊:十一面観世音菩薩
開基:延文3年(1358) 松厳和尚が開山
泰蔵寺の由緒は幕末期 弘化3年(1846)の火災でほとんどが消失した。
地図はこちら
近くには竹森神社や栗嶋さんとして信仰を集めている栗嶋神社があります。
泰蔵寺の由緒についてはネットで調べてみましたが調査されているものはありませんでした。
淡河町(おうごちょう)野瀬について神戸史学会の編による「神戸の町名」
から引用させていただきます。(Page153)
「明治22年(1889)野瀬、行原、東畑、北畑、中山、神田、神影の7カ村が合併
して上淡河町ができた。昭和32年淡河村と合併して、翌年に神戸市に編入された。
古くは野背とも書くとある。あたりは野原であった。セは狭(せ)であろうか。
刊のPage86に普門山 泰蔵寺の解説がありその中から紹介していきます。
太蔵山奥蔵寺(摂津八多庄附物真言宗)の一僧が野瀬椀ケ瀧奥
(現在の庵屋敷と称するところ)に草庵を造り太蔵庵と称したのが泰蔵寺の起源
檀家は野瀬・神田の村におよんだと推察されます。
天正年間に奥蔵寺が羽柴秀吉に反抗したため滅びそのあおりで正統が絶えたが
武家の擁護を受け曹洞宗が勢力を拡大したのに伴い美嚢郡吉川村永天寺の
末寺に編入、太蔵禅寺と称した。慶長年間(1596-1614)に寺を移転
したが当時に寺格は低くすべて永天寺に裁断を仰ぐ必要があった。
2世の和尚が銀200匁を寄進して法地開闢(かいびゃく)。
3世祖山蓬州(ほうしゅう)和尚の時に太蔵寺を泰蔵寺と改称。
本堂 昭和14年(1939) 214㎡
庫裡 不詳 192㎡
鐘楼 不詳 9㎡
祠堂 昭和49年(1974) 66㎡
客殿 昭和49年(1974)48㎡
薬師堂は神戸市北区淡河町神田681にあり
1999/02/24に神戸市登録有形文化財になったそうである。
神戸十三仏石峯寺について過去に小生が書いた記事へのリンク。
神戸十三仏についてのリンク