武井報效会 百耕資料館 訪問記 on 2010-7-23 |
百耕資料館の紹介HP
住所:神戸市須磨区板宿町2丁目2-1 (育英幼稚園内) TEL:078-733-2381
百耕資料館は、板宿の旧家名門である武井家に伝わる約1万2千点にも及ぶ
歴史資料を一般に公開されています。昭和63年10月に開館。
今年の7月10日に平成16年春以来、約6年ぶりのリニューアルオープンされ
板宿の歴史をテーマに古代から近現代まで解説とともに公開されています。
上の写真は展示室の様子。
上の写真はリニューアルされた資料館の外観。
上の写真は武井伊右衛門(百耕)の銅像。銅像の説明書きに部分加筆。
武井伊右衛門は弘化2年(1845)2月14日に板宿村生まれ、幼名は久太郎明治に
なってから伊右衛門と名を改めました。さらに百耕と号す。日頃より書画を愛好し、
漢詩を嗜み多くの郷友諸士と交友を結ぶ。
明治5年(1872)兵庫県第三区長の父を補佐し 明治14年(1881)兵庫県の県会議員に当選。
明治16年(1883)公職を退いてあ邸地に秋錦園(菊園)、魁春園(梅園)の二園を開き一般に開放す。
八部郡郡長、同年有馬郡郡長となる。大正6年(1917)3月8日73歳で没。
墓は武井家歴代の墓とおともに禅昌寺にあります。明治21年4月には有馬郡長を病気
のため辞任してからは漢学の素養から多くの詩を作り明治43年(1910)漢詩結社
隋鴎吟社の正社員となった。また、かって画を学んだ岡田広章からは画稿を譲り受けた。
特に円山、四条派の粉本に関しては2,000点の一大コレクションを誇っている。