行基の像と有馬温泉 温泉寺 on 2010-9-25 |
有馬温泉の歴史は古く、神代に大己貴命(おおなむちのみこと)と
少彦名命(すくなひこなのみこと)の2つの神様が傷ついた鳥が湧き出した
泉で傷を癒しているのを見つけて温泉を発見したのが始りと伝えられています。
日本書紀の中にも舒明天皇が631年に孝徳天皇が647年に行幸したとの
記述があり日本最古の温泉と考えられています。
行基(668-749)は湯山=有馬温泉に来て薬師如来を安置して温泉寺を
建立し、有馬温泉の発展に寄与した。
温泉寺の薬師如来は草津温泉の古刹光泉寺、と(山中温泉の薬師院温泉寺
あるいは城崎温泉の温泉寺、あるいは道後温泉の石手寺の中の一つ)
と共に日本の三大薬師の一つとされています。
また鎌倉時代、仁西上人は12の宿坊を建てさらにかの豊臣秀吉は湯山御殿
を建てて江戸時代以降の有馬温泉の繁栄の基礎を固めた人物であります。
このことから行基、仁西上人、豊臣秀吉のことを有馬の三恩人と呼んでいます。
上の写真は行基が建立した有馬の温泉寺。
上の写真は行基像。
聖武天皇の天平17年(745)には大僧正にまでなり奈良東大寺の大仏建立にも
寄与した。