動物細胞と植物細胞 と生命の起源 |
本日は標題のようなテーマでまとめてみました。
まず、動物細胞と植物細胞の相違点について述べます。
上の写真はNHK高校講座生物2010年11月10日1:09~1:40放送 細胞小器官の
はたらきで使用されたパネルから加工したものです。
動物細胞と植物細胞の共通する部分はどちらも、核、細胞質、細胞膜、ミトコンドリア
小胞体、ゴルジ体を持っている。
一方、植物細胞にのみあり動物細胞にはないものは下記の3つです。
葉緑体、細胞壁、液胞
夫々の言葉について説明します。
1.核(nucleolus)
色々な情報が入っている、遺伝にとっても重要な場所。染色体もここにある。
2.細胞質(cytoplasm)
細胞質基質の他にミトコンドリア、葉緑体などの細胞小器官を構成する部分の
総称である。
3.細胞膜(cell membrene)
色々な物質の成分を選んで輸送する機能をもつ柔らかい膜
4.ミトコンドリア(mitochondria)
酸素を使ってエネルギーを作る、具体的には植物の場合グルコースを生成し
ピルビン酸も合成してエネルギー源となります。細胞内の発電所にあたる部分です。
5.小胞体(endplasmic reticulum)
タンパク質の組み立て工場。合成、貯蔵もお手のもので得意です
6.ゴルジ体(golgi apparatus)
細胞内の輸送機関。細胞の外へも運べる
7.葉緑体(chloroplast)
植物の緑の素。光を使ってエネルギーをつくる、光合成の場所
所謂、炭酸同化作用というもので 水とCO2から酸素、グルコース、水を
生成させる反応が行われている場所です。
8.細胞壁(Cell wall)
細胞をかたちづくるもので、通常一次膜、二次膜の2重の構造をもつ。
木材などでは、2次膜もさらにS1、S2、S3の3層となっています。
紙は2次膜の木材線維を主に利用しています。
9.液胞(vacuol)
大きな細胞内の貯蔵庫。いろいろな液体で満たされている
植物細胞についてWIKIPEDIAに詳しく載っていますのでリンクさせていただきます。
動物も植物も同じ生命体であります。
その起源について上述のnhk高校講座「生物」で説明されていましたので、
そのパネルを紹介します。
20億年前に生命が誕生したと考えられています。
高校講座ではシゾン=Cyanidioschyzon merolaeの話題と
イタリアの温泉から採取された単細胞紅藻 解説のサイト
はてなハテナ(Hatena arenicola 砂浜に住む謎の生物の意のつもり)は、
奇妙な細胞分裂で注目を浴びた微生物である。に関しての話があった。
動物細胞と植物細胞の両方の性質をもつ細胞分裂をするという。