枝野官房長官が北方領土を視察するも将来展望示されず |
上記記事にTBさせていただきました。
2月は北方領土の日があり来年もこの時期になると
この話題がNewsになると思われます。
上の写真は大阪府庁でのパネル展示の内容です。
山川出版社の詳説日本史図録より
北方領土の歴史及び日本とロシアの主張について引用させて
いただきます。(page301)
日本の主張
ポッダム宣言やサンフランシスコ講和条約でソビエトに引き渡した
千島列島は択捉(エトロフ)の北までであって、択捉以南は日本の
領土である。
ロシアの主張
北方領土問題は、すでに戦時及び戦後の国際諸協定によって解決ずみ。
国後(クナシリ)、択捉は返還の意志がない。
また、歯舞(ハボマイ)、色丹(シコタン)は平和条約締結後に
引き渡す。
北方領土問題の歴史
1855年 日露和親条約 国後、択捉までが日本の領土
1875年 樺太、千島交換条約 千島列島全体が日本の領土
1905年 ポーツマス条約 日露戦争の日本勝利で
1875年の領土にプラス 南樺太が日本の領土となる。
1951年 サンフランシスコ平和条約
15年戦争の敗戦で 国後、択捉までが日本の領土
1855年の状態となる。
1956年 日ソ共同宣言
戦争状態の終結、日ソの外交、領事関係が修復
歯舞、色丹を日本に引き渡す。
2001年 イルクーツク声明
森首相とプーチン大統領との間で日ソ共同宣言を再確認
2005年 プーチン大統領来日
領土問題の進展なし
参考:日ソ共同宣言全文
枝野官房長官の2月16日(水)の記者会見要旨
枝野幸男官房長官は16日の記者会見で、ロシアのラブロフ外相が
第二次世界大戦の結果として北方領土がロシア領になったとの認識を
表明したのに対し、「大戦の結果を踏まえても、北方四島がわが国固有の
領土であることに変わりない。
サンフランシスコ平和条約で結果を受け入れたことと、北方四島が日本の
領土であるのはなんら矛盾しない」と反論した。