高速増殖炉もんじゅ課長が自殺 福井、事故の復旧を担当 |
2010年8月26日、重さ3.3トンの炉心用装置が原子炉容器内に落下する事故がありました。
炉心用装置の引き抜き作業が難航している最中での訃報です。
福井大学付属国際原子力工学研究所の竹田敏一所長を委員長に、7人の専門家が
引き抜き作業について2011年1月18日に協議した。
初会合では、日本原子力研究開発機構の示した作業工程を大筋で認めた。
次回2月24日には、詳細な作業手順について議論される。
専門家の委員は、事故原因となった炉内中継装置の構造上の問題について指摘したほか、
引き抜き時の炉内への空気の侵入防止策や作業員の安全確保に留意し、
事故時に炉内に落ちた可能性のある部品を厳密に確認するよう要請した。
「もんじゅ」は、ナトリウム漏れ事故が原因で14年以上にわたって運転を停止していたが、
2010年5月に運転を再開したが、まだ事故が続いている。
もんじゅの説明 By Wikipedia
炉心用装置の引き抜き作業に要する費用は、約9億4千万円で、内容としては原子炉容器内の
装置回収に使う器具の製造や、回収後の装置の検査などにかかる費用で、
2011年1月28日に東芝と工事契約を結んで、2011年度の国の予算案に盛り込まれている。
2011年度内の運転再開を計画している。