神戸市埋蔵文化財センター内の馬形埴輪 |
その時に見つけた馬形埴輪を写真紹介します。
神戸市埋蔵文化財センターのHP
上の写真は神戸市埋蔵文化財センターの西側の公園内にある馬形埴輪のモニュメントです。
朝鮮半島から乗馬が伝わってきたのは今から約1,600年前の5世紀だといわれて
います。このモニュメントの原型となったのは住吉宮町遺跡の一部である住吉東古墳
から出土されたもので鞍(くら)、鐙(あぶみ)、障泥(あおり)のどの馬具が表現
されています。轡(くつわ)や手綱(てづな)は表現されていない。
馬形埴輪が発見されるのは古墳時代(300-710)の中期が多く、当時馬を見ること
のできたのはごく一部の人で、馬形埴輪を作った職人さんが馬具について充分
知らないで製作されたものと思われる。
上の写真は神戸市埋蔵文化財センターの収蔵品で住吉宮町遺跡から出土の馬形埴輪。
隣には人物の埴輪も保管されています。
住吉宮町遺跡の説明 By Wikipedia
「住吉宮町遺跡(すみよしみやまちいせき)とはJR住吉駅周辺、兵庫県神戸市東灘区
住吉宮町3・4・5・6・7丁目、住吉本町1・2丁目、住吉東町4・5丁目にわたって所在する
東西750メートル、南北650メートルの弥生時代〜近世の複合遺跡である。
包蔵地面積22万m²。住吉川右岸の完新世に形成された標高20メートル前後の
扇状地に立地する。
弥生時代中期・末期の竪穴住居や前方後円墳坊ヶ塚古墳と帆立貝型式前方後円墳
住吉東古墳を頂点とした古墳時代後期の古墳群や奈良時代・平安時代・中世の集落
などが発見されている。
また、幾重もの洪水砂層や洪水時の流路・土石流など洪水の形跡が確認されている。
この地域は早くから市街化が進んだため、その存在は全く知られていなかった。
言い方を変えればあまりにも古くから人の居住していたため遺跡として意識されて
いなかったのだが、1985年(昭和60年)に住吉宮町7丁目でのマンション建設の
際に遺物が出土しこれが明らかとなった。その後もマンション建設や駅舎ビルの建設、
再開発に伴い調査が繰り返されている。」
千葉県の芝山町立芝山古墳・はにわ博物館のHPに平易に埴輪の解説を
されていますのでリンクさせていただきます。
http://www.haniwakan.com/tenji/top.html