京都散策記 その4 長楽寺 |
写真紹介します。 撮影:2011-6-5
長楽寺の基本情報
住所:京都市東山区八坂鳥居前東入ル円山町626
TEL:075-561-1589 山号:黄台山
宗派:時宗 明治39(1906)年に時宗の総本山格であった七条道場金光寺と合併
本尊:観世音菩薩(大師御親の作)
公式HP:http://www.age.ne.jp/x/chouraku/
地図はこちら
境内の案内図です(下図)
長楽寺について現地の説明書きより引用させていただきます。
「寺伝によれば延歴24年(805)桓武天皇の勅命によって、伝教大師(最澄)を開基として
創建されたと伝わる。当初(平安時代)は天台宗・比叡山延暦寺の別院として建てられ
ましたが、室町時代の初期当時の一代の名僧国阿上人が中興してから時宗(宗祖一遍上人)
に改められた。
一条天皇の時(986~1011)巨勢広高(こせのひろたか)という絵師が当寺で地獄変相の
壁画を描いたことが今昔物語に記載されており、文治元年(1185)安徳天皇の生母、
建礼門院が僧印誓(いんせい)について剃髪されたところでもあります。
法然上人の弟子隆寛がここに住み念仏を広めた。
当時はこれを長楽寺流と呼ぶほど世間に知れ渡っていた。
昔は祇園や清水と並んで花の名所と謳われ、多くの文人や画家が訪れたところである。
寺宝には、一遍上人像を含む七人の上人像(すべて重要文化財)、一遍(宗祖)、真教(二祖)
一鎮(遊行六代)、尊明(遊行十三代)、太空((遊行十四代)、尊恵(遊行十五代)、
像や建礼門院の御遺宝、相阿弥作と伝わる庭園がある。
境内の墓地には江戸時代後期の歴史家頼山陽やその子の頼三樹三郎、水戸烈士の墓がある。
上の写真は長楽寺の本堂です。本尊で大師御親の作観世音菩薩像が安置されて
います。また後水尾上皇から賜った勅額も祀られています。
浅井三姉妹のお江と徳川秀忠の五女 和子(まさこ)が奉納した観世音菩薩が
収められたお厨子もあります。 お厨子は平成19年に重要文化財となる。
徳川和子(とくがわまさこ)は元和6年(1620)後水尾天皇の女御として入内。
和子は元和9年(1623)女一宮(のちの明正天皇)を生んでいます。
上の写真は建礼門院の供養等です。
上の2枚の写真は平安の滝の周辺の石仏群です。
上の写真は平安の滝側から鐘楼と本堂を臨む風景です。
上の写真は相阿弥作と伝わる庭園。
過去の京都散策シリーズ
京都散策記 その1 滝口寺
京都散策記 その2 祇王寺
京都散策記 その3 六波羅蜜寺
コメントありがとうございます。
京都に関して詳しく書かれており感心しました。
今後とも宜しくお願い致します。