神戸市の市章 |
神戸市の市章は上記のようなマークです。
このマークを発案したのは第3代の神戸市長 水上浩躬(みなかみ ひろみ)です。
明治39年(1906)に一般公募でロゴマークを募集したがなかなかいいものが出ず
水上市長自らが、神戸の旧仮名遣いのカウベのカの字を基に考案されました。
デザインは京都西陣織りの図案家 久江長兵衛が担当(神戸学検定テキストPage150)
また、このロゴは2つの扇が交差したデザインでもあります。
兵庫港は昔扇港(せんこう)と呼ばれていたことが扇の形状を選択した理由となっています。
2つの扇は兵庫港と神戸港の新旧ふたつの港を意味しています。
確かに明治の40年前後の海岸線は兵庫港及び神戸港ともに扇型をしています。
神戸高校出身の宝塚スターで参議院議長も務められた扇千景さんの扇もこの扇型から
採用されたそうです。
明治40年(1907)5月に、市会で決められました。
錨山(いかりやま) 標高292mに明治40年(1907)錨の形状に松が植樹され錨山と
命名され、隣の山には神戸市章の形状に植樹され市章山と命名されました。
上の写真は神戸市立追谷墓地の上の市章山です。
2011-9-22撮影
尚、市章山の市章は昭和8年(1933)みなと祭に合わせて点灯され、その後も
継続されています。
六甲山麓のイルミネーションは神戸の夜景の名物になっています。
上の写真は神戸市立中央図書館旧館の壁面に掲げてあった神戸市立図書館章で
1995年の阪神淡路大震災で左下が欠けたもので、現在、神戸市立中央図書館の
阪神淡路大震災の資料室に保管されているものです。