JR西日本鷹取駅周辺の散策 その7(最終回) JR鷹取駅 |
本日はJR鷹取駅を取り上げます。
写真撮影は2011年12月2日
JR鷹取工場と鷹取駅の歴史紹介
明治7年(1874)大阪-神戸間で鉄道が開通し、新橋工場に次いで日本で
2番目の山陽鉄道株式会社神戸工場が開設、その後明治33年(1900)
3月1日に鷹取工場が開設されました。
鷹取駅はその翌月の4月1日に山陽鉄道株式会社鷹取駅として開業した。
明治39年(1906)12月1日には 山陽鉄道が国有化することとなり国有鉄道の
駅となる。
神戸工場はその後大正5年(1916)廃止されその機能は鷹取工場が受け継ぎました。
敷地面積17.6haで石炭車や橋桁の製造から始まり機関車、客車、貨車の新規製作、
修繕などがおこなわれてきました。
鉄道工場としては東の大宮、西の鷹取と呼ばれてきました。
昭和6年(1931)10月10日 に 灘駅と鷹取駅間の高架線使用開始され、
兵庫駅 - 鷹取駅間は3線となった。
昭和9年(1934)7月20日に 吹田駅 - 須磨駅間で電気機関車の運転が開始。
昭和13年(1938)9月22日 に 兵庫駅 - 鷹取駅間が5線化
鷹取工場は平成7年(1995)1月17日の阪神淡路大震災で建物の90%が被害を
受け操業不能となったが震災後避難所として230名の避難者を受け入れ浴場を
開放するというサービスも行われました。
平成12年((2000)鷹取工場の機能は網干総合車両所に移転しました。
鷹取工場跡地は震災復興土地区画事業により震災復興住宅の建設、
妙法寺川左岸公園、スポーツ施設などが整備されてきました。
上の2枚の写真はJR鷹取駅の駅舎の看板、金の鈴と鷹取駅のシンボルでもある
蒸気機関車のトップの銘盤を形どった作品。
明治33年(1900)に操業開始した鷹取工場の存在がこの駅にとっては大きいと
思います。鷹取工場の紹介記事(小生のBlogより)
国鉄7100形蒸気機関車 義経号の写真(小生のBlog)
上の写真は鷹取駅南側の時計台。
上の写真は鷹取駅南側ローターリー内の藤本敬八郎氏の彫刻作品
題名は軌跡 昭和49年製作 作者:藤本 敬八郎
第4回神戸須磨離宮公園現代彫刻展出品
NTT神戸駅前別館前の彫刻「響」のモニュメントの作者でもあります。
藤本敬八郎氏の彫刻作品「響き」の紹介記事(小生のBlog)
小豆島オートビレッジ YOSHIDA(広場サイト)にも藤本敬八郎氏の彫刻作品が
あるようです。題名:三人の足踏 製作年:1968年
次のWebサイトのNo.129の彫刻作品です。
http://www.town.shodoshima.lg.jp/about/sekityou-tiku3.html
JR鷹取駅周辺散策記(その1~その6)
JR西日本鷹取駅周辺の散策 その1 大国公園
JR西日本鷹取駅周辺の散策 その2 海運双子池公園
JR西日本鷹取駅周辺の散策 その3 満福寺(平清盛創建)
JR西日本鷹取駅周辺の散策 その4 カトリックたかとり教会
JR西日本鷹取駅周辺の散策 その5 イムマヌエル神戸教会
JR西日本鷹取駅周辺の散策 その6 野田北部地域の路地整備事業