阪神深江駅周辺の散策 その1 魚屋道の碑 |
昼食を済ませ午後から阪神深江駅に向かった。
駅の南、大日霊女神社(おおひるめじんじゃ)の一角に本日写真紹介する
魚屋道(ととやみち)の碑があります。

隣に田辺眞人先生が昭和57年(1982)10月に書かれた説明書きがありました。
設置者は深江財産区です。 そのまま説明文を引用させていただきます。
「わが街の史跡 魚屋道(ととやみち)
魚屋道は江戸初期から灘地方と有馬を結ぶ東六甲最古の山越え交通路で、
当時の絵地図では、森から山に登り、蛙岩、山の神、風吹岩、東お多福山、本庄橋、
一軒茶屋、射場山山腹、有馬のルートを通り、六甲越えと呼ばれていた。
幕府が、灘から有馬への正規の街道を西宮、宝塚、船坂、有馬の線に定めた後も、
遠まわりを嫌った人々はこの道を利用した。そこで、街道沿いの西宮や生瀬などの
宿場の商人は、これを抜け荷の道と称して、通行禁止を大坂奉行へ訴え、しばしば
紛争が生じた。文化3年(1806)に、灘本庄と有馬の人々がひそかに道の大修理
をしている。深江浜の魚は大正時代まで、ここから有馬に運ばれていた。」