平清盛ゆかりの地 in京都 その4 寂光院 |
建礼門院徳子が隠棲されていた寂光院を訪問しましたので写真紹介します。
寂光院の基本情報
住所:京都市左京区大原草生町676 TEL:075-744-3341
宗派:天台宗 山号:清香山 寺号:玉泉寺
本尊:地蔵菩薩立像(平成12年(2000)5月9日に火災に遭う)
公式HP:http://www.jakkoin.jp/
寂光院は寺伝では推古天皇2年(594)、聖徳太子が父用明天皇の菩提のため
開創した天台宗のお寺です。
上の写真は建礼門院御陵=高倉天皇皇后徳子大原西陵から観た寂光院の書院の
建物(右手)を臨んだものです。
建礼門院御陵の写真
1月4日か5日?に降った雪が残っていました。
上の写真は本堂に向かって階段を登っていく途中の狐雲と庭園、左手には書院
上の写真は本堂。平成17年(2005)に再建されたものです。
本尊の地蔵菩薩立像、左手に阿波内侍像、右手に建礼門院が安置されています。
上の写真は豊臣秀吉から贈呈の南蛮鉄で造られた雪見燈篭。
上の写真は本堂から撮った庭と鐘楼。庭には有名な千年の姫小松もあります。
上の写真は庭から観た書院。
上の写真は寂光院からさらに山側に進んだところにある蔵の前の以前の貴重な
宝物が収蔵されています。
上の写真は女院=建礼門院に仕えた5人の侍女の供養塔。
文治2年(1186)4月に後白河法皇が1185年壇ノ浦の戦いで入水したが、
源氏方に助けられ生き延び寂光院で隠棲されていた建礼門院を訪ねられたことは
平家物語 灌頂巻の 大原御幸に詳しく書かれています。
また、謡曲の大原御幸にも謡われています。
後白河法皇は寂光院の佇まいをご覧になって、このような歌をお詠みになりました。
池水にみぎはのさくら散りしきて
なみの花こそさかりなりけれ
(池のほとりの桜が水面に美しく散り敷いて、今は波の上こそ花盛りであることよ)