京コンピューター 市民セミナー 参加録 on 2012-5-12 |
見てきました。京コンピューターの見学は昨年秋以来で2回目の見学です。
まず今回のイベントの概要を記しておきます。
平成24年5月12日(土曜)に開催
◇主 催 (財)計算科学振興財団、神戸市
◇後 援 (独)理化学研究所計算科学研究機構、神戸大学統合拠点、
兵庫県、(公財)先端医療振興財団
13:30~16:00 セミナー(13:00開場)
セミナー開催場所:神戸大学統合研究拠点コンベンションホール
(神戸市中央区港島南町7-1-48)
セミナーのプログラム
13:30~13:35 神戸市長 矢田立郎氏の挨拶
13:35~14:10 東京大学大学院情報学環教授
東京大学生産技術研究所教授 大島 まり氏
タイトル:スパコンが拓く生命科学・医療の世界
14:10~14:55 理化学研究所次世代スーパーコンピュータ開発実施本部
グループディレクター 横川 三津夫氏
タイトル:「京」~まもなく完成!~
15:05~15:45 北海道大学大学院工学研究院機械宇宙工学部門
准教授 坪倉 誠氏
タイトル:「京」で目指す自動車の次世代空力シミュレーション
15:45~16:00 六甲アイランド高校とセミナー講師との対談(質問)
(文科省指定 スーパーサイエンスハイスクール=SSH)
16:00~17:00 京速コンピュータ「京」の見学
見学会の場所:理化学研究所計算科学研究機構(神戸市中央区港島南町7-1-26)
最初の講演は予定では理化学研究所の横川氏であったがノートパソコンの調子がおかしく
急遽、大島教授の講演から始った。
冒頭、大島教授のチームの研究テーマである
1)血流シミュレーションによる脳血管障害の血行力学的解析
2)脳血管内流れのin vitro計測
に関連して人間の血管について血管は太さ4μm~25mmあり繋ぎ合せた総長さは9万Km
地球を2周と4分の1の長さであるとの解説がありました。
髪の毛の太さは80μmですので血管の中に微細な血管が如何に多いかが判る。
大きな血管の血液の流れはビジュアルに見ることができるが微細な血管については
よく解っていない。小さな血管も含めてスパコンを利用して血流の解析を行っていきたい
との話がありました。

上の写真は循環系のシミュレーションの適用例。

上の写真は血流のコンピューターシミュレーションによって何が期待されるかを
説明したスライドです。
次世代コンピューターで期待される成果として理研のサイトより10の-10乗の原子-電子
の世界から10の21乗の宇宙の世界までシミュレーションの対象は広い。
http://www.nsc.riken.jp/project/2010p4.html
次に理研で2年前から神戸に来て京コンピューターの開発・建設にあたられてきた
横川氏による京コンピューターの説明です。
京コンピューターは2012年6月に完成、秋から運用開始する予定。
2011年11月15日に世界のスパコン500台の中から最速の認定を受けた。
(2回連続)

上のスライドは京コンピューターが如何に速いかを示したものでPCが人間の歩く
速度であるとすると京コンピューターは宇宙ロケットよりもさらに速い。

上の写真は京コンピューターの利用でどのようなものがあるかを示したものである。

上の写真は最後にということで京コンピューターの建設状況と今後について
簡潔に記載されたスライドです。
最近の新聞報道で神戸大学も理化学研究所と京コンピューターの利用に関して
協定を結んでいます。
次に北大の坪倉准教授より京コンピューターを利用して自動車の空力シミレーション
をすることでより安全な車の開発・製造に繋げたいとの講演がありました。


これから京コンピューターで行う自動車の空力シミュレーションが10年後には
自動車メーカーが現場で実施できるようになる。

上の写真は六甲アイランド高校代表者とセミナー講師との対談(質問)。


上の2枚の写真は京コンピューターが入っている理化学研究所計算科学研究機構の
建物と京コンピューターです。

















