自動車の歴史 NHK Eテレ 番組より |
標題の「自動車の歴史」について放映されていましたので紹介します。
世界の自動車保有台数は約9億6,000万台で日本の保有台数は世界2位で
7,800万台である。
世界で初めて自動車は水蒸気機関を利用した木炭車で1769年フランスのパリで
走行した。時速は4Kmで15分ごとに水を補給する必要があった。
自動車は大砲を運搬するために、フランス陸軍が開発したそうです。
上の写真は木炭車が走行している様子を撮ったものです。
上の写真は世界初の自動車の模式図。
世界初の自動車事故もフランス陸軍のこの車で起こしています。
ガソリン自動車の登場は1885年ドイツで生産されてからである。
(提供:ダイムラー ベンツ博物館)
時速は15Kmであった。(下の写真)
その後、米国でフォード社がベルトコンベア方式の生産で大量生産を実現していった。
1908年のことで車種はフォードT型と呼ばれています。(下の写真)
時速も60Kmとほぼ現在の水準に近いものができています。
日本で初めて自動車がお目見えしたのは1898年(明治31年)のことでフランスから
輸入されてきた自動車を一般大衆は驚きの目で見ていた。
下の写真は横浜開港資料館所蔵のイラストである。(下の写真)漫画集「極東にて」
日本で初めて生産された自動車はタクリー号と言い1907年(明治40年)のことである。
1923年(大正12年)9月1日関東大震災があり、東京市は大きな被害を受けました。
当時鉄道破壊の代替輸送手段として1,000台のバスを東京市は米国より輸入しました。
これが日本の自動車を普及する源泉となった。
(下の2枚の写真)
1947年(昭和22年)日本においても本格的に自動車の生産が始められた。
(下の写真)
下の写真は1963年(昭和38年)第10回全日本自動車ショーの様子である。
1964年(昭和39年)の東京オリンピックや1970年(昭和45年)のイベントはまさに
日本の高度成長を象徴するものであった。
これらを背景に高速道路が急速に整備されていった。(下の2枚の写真)
この頃は3CということでCar(車)、Color Trevision(カラーテレビ)、Cooler(クーラー)
が増産され段々と庶民の手にも届くようになってきた。
アメリカへの車の輸出は1957年(昭和32年)頃から始められたが当初あまり売れなかった。
(日本車は故障が多かった)
アメリカにおいて自動車排ガス規制が施行(10分の1にする)マスキー法が1970年(昭和45年)
に施行され日本の自動車各社は競って技術開発をした結果、ホンダがCVCCエンジンを
開発し、アメリカへの自動車輸出を爆発的に伸張させるきっかけとなった。
上の写真はホンダのCVCCエンジンと400人の開発メンバー。
トヨタは看板方式と言われる部品調達方式と徹底した品質管理でアメリカ市場における
地位を確立していった。
幼児・小学生向けの番組ではあったが、何とも判りやすく簡約されてVery Goodの
作品でした。
神戸周辺の小学生の新学期は9月3日(月)からで夏休みの宿題に励んでおられると思うが
自動車の歴史を題材にするとすばらしい宿題の回答になるのでは?
自動車の歴史を年表にしたものに下記のサイトがあります。
http://www.pupukids.com/jp/profile/car/prius/carhistory.html