押部谷の近江寺での鬼やらい on 2013-2-11 |
写真紹介します。当日は最近買ったデジタルビデオでの撮影練習をしたため写真は
少な目であまり上手い写真ではありませんがあしからずご了承ください。
修正会(しゅしょうえ)、鬼やらいの行事は毎年2月11日に実施され1300年以上の
歴史を持っています。
まず、近江寺について簡単に記しておきます。
近江寺の基本情報
住所:神戸市西区押部谷町近江142 TEL:078-994-0007
山号:近江山 宗派:高野山真言宗 本尊:十一面千手観音
開山:大化2年(645)By法道仙人 孝徳天皇勅願
中興:承安2年(1172)年慈心上人(平清盛が摂津国の清澄寺より招く)
法道仙人が桜の木で千手観音を刻んで開いたお寺が近江寺ということで桜の木に縁あり
明石八山寺の一つ。
明石八寺(明石八山寺)のリストは以下のとおりです。
天台宗(太山寺、如意寺、多聞寺、日輪寺)
真言宗(転法輪寺、明王寺、近江寺、性海寺)
播磨西国33観音26番、明石西国33観音17番
もう少し詳細は以前に書いた小生のBlogを参照してください。(下記)
近江寺
当日は近江寺の近くには駐車できないと判断し上細田の信号付近に車を駐車して歩きました
歩いている途中には鬼やらいの道という看板が目に入りました。

上の写真が鬼やらいの道の看板です。下記がそのルートです。
鬼やらいの道については農業公園の入口(上記地図のゴールの位置)にも看板が
ありますのでその写真も載せておきます。(下記)


上の写真は上細田の信号から近江寺に歩いて行く途中の光景で背後の押部谷雄岡山
(標高241m)を中心に撮りました。
前置きが長くなりましたが、修正会(しゅしょうえ)、鬼やらいについて話題を移して
記します。
追儺式(鬼やらい)は大晦日や正月に修正会(しゅしょうえ)の一部として行われる
行事です。
追儺(ついな)は「おにやらい(鬼遣)」とも読み、良鬼が儺(疫鬼)を払い疫病を除く
儀式で、平安の昔より伝わる伝統奉納行事です。
東大寺二月堂のお水とりでは追儺式の呼び名ではなく、修二会と呼ばれ有名な行事
として知られている。
追儺式(追儺会)の呼び名は他にも鬼追い(鬼追会)、鬼やらい(鬼遣)、鬼踊り
などと呼ばれています。

上の写真は当日の12時半過ぎの本堂内の写真で鬼やらいに出演する子鬼達が待機し
大鬼の準備が進められていました。

上の写真は阿弥陀堂の前の露店と暖をとるのと松明の火をつけるための焚き火。
阿弥陀堂と本堂のあいだの写真です。阿弥陀堂も開帳されていました。
13時頃から修正会のイベントが行われました。
幹事役は下細田、上細田、西盛、福住、押部、栄、木幡、木見、木津の檀徒が毎年交代で担当
今年は福住の担当であったと思います。
14時前から太鼓の合図で鬼やらいが始まりました。

上の写真は赤鬼が子鬼を従えて本堂の周りを3回周ります。

赤鬼は毘沙門天の化身とされ、右手に鉞(まさかり)、左手に松明(たいまつ)、
腰に槌をさす、さらにお酒の一升瓶をぶらさげています。

上の写真は子鬼の舞です。紅白の紙を巻いたハゼの棒を持って踊ります。
大鬼の踊りの間に踊ります。
大鬼の踊りは無[む]の踊り、平[へい]の踊り(2番、3番)、火合せ、火供え、
餅切り、花の踊の七番が披露されます。

上の写真は踊りの前に待機している赤鬼と青鬼です。
青鬼も赤鬼とほぼ同じ持ち物を持ちます。

上の写真は花の踊の場面です。赤鬼と青鬼の二鬼は斧を捨て、造花の桜と
餅撒きもあります。ここは鬼やらいが始まって間もないときと、最後の2回