仙台の水彩画家・加川広重さんの巨大絵画「雪に包まれる被災地」 in KIITO(きいと) |
「KIITO」(デザイン・クリエイティブセンター神戸)の1階 KIITOホールで仙台の
水彩画家・加川広重さんが製作した高さ5・4メートル、幅16・4メートルの
巨大絵画が展示されています。製作年は2011年で巨大絵画13作目だそうです。
絵のタイトルは「雪に包まれる被災地」2013年3月22日に写真を撮ってきましたので
紹介します。


作品は2011年9月から製作を開始し、約4ヶ月で完成させたそうです。
2011年3月11日14時26分東日本大震災が起こり津波がすさまじい勢いで美しい
東北三陸地方の景観を一変させてしまいました。作品は津波で屋根も壁も失われた
工場、打ち上げられたタンカー(アジアンシンフォニー号がモデル)手前には
なぎ倒された木々や瓦礫、工場の床には津波に襲われる町を鳥瞰図的に描かれて
います。
会場で作者の加川広重さんのコメントと今回の展示に奔走されたギャラリー島田の
島田誠氏が書かれて挨拶文がありましたので引用させていただきます。
(1)加川広重さんのコメント
私は宮城県で生まれ育ち、そして震災を体験しました。「雪に包まれる被災地」は
その時受けた様々な記憶や感情が、生々しく自分の中に残っているうちに焼き付けよう
として描き切った作品です。発表当初から沢山の被災者の方々に、東北の外にこの作品
を持ち出してあの震災を伝えてほしいと言われてきました。
これまでにいくつかの展示の話はありましたが、作品の大きさ故に起こる様々な問題の
為に全て消えていきました。今回島田さんや神戸市のご協力の元、KIITOでの展示が
実現できることになり、本当に嬉しく思います。大震災の経験を共有しているという
ことは非常に強い絆をつくるのだと実感しています。
(2)島田誠氏の挨拶文
加川広重巨大絵画「雪に包まれる被災地」が繋ぐ東北と神戸プロジェクト主催
画家の受けた衝撃をインスピレーションの中で再生し、多大な時間と労力を重ねながら
完成させた東北大震災の記念碑的な作品です。津波に破壊されて骨組みだけになった建屋
下部は津波に流される街(家々)。左手には陸に打ち上げられた巨大船。雪に包まれる
被災地の情景がコラージュされたように圧倒的な迫力で描かれ、轟音も波音も風雪も悲鳴
も破壊音も雪に包まれた無音の世界に封じこめられて私たちはただ立ち尽くすだけです。
その巨大さ故に仙台を出たことのないこの作品を、18年前の被災地である神戸で展観
できることになりました。この作品が、多くの「東北へ」心を寄せている人々の心を繋ぎ
ともに明日へと踏み出していく場でありたいと願います。加川広重さん、神戸市、
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)、出演者、ボランティア、賛同者の
皆様に深く感謝するとともに、一人でも多くの方がお運びくださることを願っています。

上の写真は既に終了した3/20と3/24のイベント案内。

上の写真は3/30(土)、3/31(日)に予定されているイベントの案内です。
会場の「KIITO(きいと)」(デザイン・クリエイティブセンター神戸)について
過去に小生が書いた記事にリンクしておきます。
「デザイン・ クリエイティブセンター神戸(愛称=KIITO(きいと)」
は2012年10月6日にグランドオープンしています。
旧神戸生糸検査所で行われていた生糸の機械的検査の展示
旧生糸検査所(建物の紹介)

上の写真は2012年11月18日(日)に撮った写真で土曜、日曜にだけ開店する
Cafeです。コーヒーが美味しかったことを思い出しました。

上の写真はKIITO(きいと)の展示で建設中の神戸市立生糸検査所です。
昭和2年(1927)に竣工しています。
税関も一緒に写っていますが現在の形状とは異なっていることが判ります。

















