神戸市垂水区西名字丸尾の五輪塔 通称「ドロクッサン」 on 2013-5-24 |
とりましたので紹介します。 地元では通称「ドロクッサン」と呼ばれ西名協議会を
中心に管理されています。
設置場所は神戸市垂水区名谷町608
上の写真が五輪塔です。通称「ドロクッサン」。
川辺賢武 先生著 神戸史談 212号(復興14号) 1957/11/15 のPage6
及び神戸史談 228号(1971/1/15)のPage57に紹介されています。
上記資料より「ドロクッサン」について解説紹介を要約引用させていただきます。
「ドロクッサンは道禄神または道陸神(どうろくじん)をつづめた言葉で
関西地方では道祖神(どうそじん)ともサイノカミ(塞の神)とも言われ
道路の悪霊を防いで旅人を守護する役目をもっている。
道禄神または道陸神は関東地方で使用されている言葉で何故このような名前で
呼ばれるようになったのか不明ではあるが興味をそそる。
五輪塔の造立年代はその形式から南北朝~室町の時代のものである。
五輪塔の正面に梵字(東 発心門)「キャ・カ・ラ・バ・ア」が刻まれています。
高さは151cm」
上の2枚の写真は五輪塔の一般的な形式と上記の梵字(東 発心門)
「キャ・カ・ラ・バ・ア」の文字を大きく書いたものです。
出典:川辺賢武 先生著の神戸の石造遺品 (1971)神戸市史資料室編
上の写真は 西名(にしみょう)丸尾の五輪塔を側面から観たものです。
建屋は昭和53年に西名協議会及び地元の有志の寄付金で整備されたことが記載
されていました。
上の写真は神戸市垂水区役所が監修された西名(にしみょう)丸尾の五輪塔の説明文です。
通称「ドロクサハン」となっている点と造営年代が鎌倉時代になっている点が正しいのか
どうか確認していただきたいと考えています。
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