菅原道真 所縁の「匂の梅」 in 東尻池町 on 2013-10-7 |
紹介します。 撮影日:2013-10-7
匂の梅(匂梅)の基本情報
住所:神戸市長田区東尻池町1-6-14
目印として神戸市長田区1丁目13-1の東尻池郷土館の東側にあります。
長田中学校のグランド側からは南東に位置しています。
地図を添付しておきます。

上の写真は匂の梅(匂梅)の遠景です。
右手に説明板があり解説されていますのでそのまま引用させていただきます。
「匂の梅
この祠には菅原道真が祀られています。
「匂の梅」と刻まれた碑には
「風寒み 雪にまがへて咲く花の
袖にぞ移れ 匂ふ梅が香」とあります。
菅原道真が九州大宰府に左遷の途中、大輪田の泊(現在の兵庫港)にに上陸したとき、
梅の良い香りに誘われてこの地にやってきて、この句を詠んだと伝えられています。
明治時代になって、東尻池一帯の耕地を整理したとき、一部を「梅ヶ香町」としたのは
この伝説によるものです。
長田区役所

匂の梅の祠のアップ写真。中には菅公腰掛けの石もあります。
東尻池村の古文書に「真野の継橋の北1丁に梅の台木あり、石の印を建つ」とある。

上の写真は摂津名所図会に書かれている匂の梅です。
摂津名所図会の説明書きには次のように書かれています。
匂梅(にほひのうめ) 東尻池村の中、民家の側にあり。
菅公、筑紫へ御下向の時、和田御崎に御船をとどめ、この匂を慕はれ、この梅を
愛したまふなりとぞ。
片枝に脈やかよひてむめの花 支 考
しら梅や北野の茶店にすまひ取 蕪 村
長田中の校章デザインにも、この梅の花が使われています。(祠の幕に印刷のデザイン)
2001/02/20に神戸市の市認定地域文化財(史跡)に指定されました。
この史跡は匂の梅史跡保存会の皆様によりメインテナンスされています。
以下2015-3-26追記
匂の梅史跡保存会は平成2年(1990)1月の神戸史談266号Page53-54で
「匂の梅」菅公歌碑の再建という資料を寄稿されています。その記事より上記で
記載されていない部分を補充して記載していきます。
上に添付した遠景の左手にあるのが菅公歌碑ですこの歌碑は平成元年(1989)
10月8日に完成、柳原天神社の宮司により除幕式も行われました。
この碑は元々苅藻中学校東の路傍に「天神さん」として菅原道真を祀る小さな
祠がありその横に石碑があり上記の菅公の歌が刻まれていたようです。
碑の風化もあり解読が出来なかったが長田高校書道教師の岡田直樹先生により
解読され兵庫区里山町の中野石材店の協力により160×65×27cmの新しい
歌碑が建設された。石材は四国の庵治石(上質花崗岩)。
説明板は長田区役所により昭和62年(1987)2月に設置された。
元の石碑に刻まれていた文章を添付しておきます。( )内は通釈
(表面)
菅公御歌
匂能梅(匂の梅) 可勢さむ見(風寒み) 雪尓万可へ天咲花農(雪にまがへて咲花の)
袖耳し移れ(袖にぞ移れ) 丹保ふ梅可香(匂ふ梅ケ香)
(背面)
末正重直造立之(東尻池村の庄屋 末正重直が建立)
文政第七甲申年仲冬(文政7年=1824の11月)
兵庫石工時枝 文衛門
明治時代になって、東尻池一帯の耕地を整理したとき、一部を「梅ヶ香町」という新しい
町名が誕生しています。
梅ヶ香町は「うめがかちょう」と読みます。

















