JR御着駅周辺散策記 その13 見野古墳群 on 2013-9-28 |
撮影日:2013-9-28
上の写真は姫路市埋蔵文化財センターの敷地内に掲げられて見野古墳群の看板です。
写真は6号墳で通称「夫婦塚」と言われているものです。
姫路市埋蔵文化財センターで自転車を借りて見野古墳群近くの見野の郷交流館を
目指しました。
上の4枚の写真は見野の郷交流館の展示の内容です。
見野古墳群の基本情報
所在地:姫路市四郷町見野964-5(見野の郷交流館)付近
問い合わせ先:見野の郷交流館TEL 079-252-6659
見野古墳群保存会ホームページ
現在のところ20号墳まで20基の古墳が確認されています。
築造年代:古墳時代後期(5世紀末~6世紀末)から終末期(7世紀)
かって見野廃寺があった場所の周辺の群集墳である。
上の写真は見野古墳群公園の説明板からのコピーで今回写真」を撮った範囲の
各号墳の位置を示したものである。
上の写真は見野古墳群の4号墳です。
上の写真は見野古墳群の5号墳です。
上の写真は見野古墳群の14号墳です。
上の写真は見野古墳群の11号墳です。
上の写真は見野古墳群の3号墳です。
平成18年(2006)と平成9年(2007)に姫路市埋蔵文化財センターと立命館大学
(指導:和田晴吾教授)が共同で発掘調査がされその成果が案内板に記載されています。
説明板より要約引用させて頂きます。
「見野古墳群3号墳
3号墳は墳丘の残りは悪く、盛り土はわずかに石室を覆っているのみで、天井石が一部
露出しています。石室自体は奥壁や羨道部入り口付近の側壁石材が失われている
ものの比較的良好な状態で残存しています。
石室の全長は11m超える横穴式石室。築造年代は7世紀前半と比定。」
説明板より2006年の調査での出土物を添付しておきます。
上の4枚の写真は見野古墳群の代表的な古墳である6号墳です。
平成18年(2006)と平成9年(2007)に発掘調査が行われその調査の成果を案内板に
書かれています。
上の写真は見野古墳群6号墳の説明板です。出土物の一部(拡大)も添付しました。
上の写真は見野古墳群の7号墳です。
上の写真は見野古墳群の13号墳です。
上の写真は見野古墳群の8号墳です。
墓地内にあり、側壁と天井を確認。古墳はコンクリートで塗り固められている。
平成18年(2006)の調査で古墳であることが確認されました。
上の3枚写真は6号墳とともに見野古墳群のハイライトでもある10号墳と
その説明板です。
地元の人々により「姫路の石舞台」と命名されPRされています。
蘇我馬子の墓と言われている奈良明日香の石舞台について小生のブログにリンクして
おきます。
奈良散策記 その6 石舞台古墳
上の写真は見野古墳群の9号墳です。
JR御着駅散策シリーズ 過去の散策記
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見野古墳群及び見野廃寺についてさらに詳しく調べたい方のために参考文献を挙げて
おきます。
1)姫路市史 第7巻 下 (資料編 考古) 姫路市市史編集専門委員会 編 姫路市 2010
2) 姫路市見野古墳群発掘調査報告 立命館大学文学部 立命館大学文学部
2011 (立命館大学文学部学芸員課程研究報告 ; 第13冊)