そうりゅう型潜水艦「こくりゅう」の進水式 in 川崎重工業 神戸工場 on 2013-10-30 |
放映されていました。
2013年10月30日に川崎重工業 神戸工場でそうりゅう型潜水艦「こくりゅう」の進水式
が挙行され関係者400人集まったとのこと。
この潜水艦は防衛省が平成21年から配備を進めているそうりゅう型と呼ばれる艦の
6隻目にあたり、全長が84メートル、排水量が2950トンあります。
NHKのが画像の一部を記事とともに紹介します。
上の写真は式典での河野克俊(かわのかつとし)海上幕僚長。
河野克俊海上幕僚長が新しい潜水艦の名前を「こくりゅう」と命名したあと、
艦を固定していた綱を切断しました。
上の3枚4の写真はドッグから海面に移動するそうりゅう型潜水艦「こくりゅう」
建造費は533億6千万円のようです。
この日進水式が行われた「こくりゅう」を含むそうりゅう型の潜水艦には、最新のエンジン
が搭載され、これまでのものより長時間にわたって潜航できるということです。
「こくりゅう」は今後、艦内の整備や試験運航などが行われたあと、平成27年3月に
防衛省に引き渡される予定です。
現在防衛省が三菱重工業と川崎重工業に発注をかけたそうりゅう型潜水艦は
全部で9隻でそのうち5隻が配備され任務についています。(下表のまとめ)
艦番号 艦名 建造メーカー 竣工 所属
SS-501 そうりゅう 三菱重工業 2009年(H21)第1潜水隊群第5潜水隊(呉)
SS-502 うんりゅう 川崎重工業 2010年(H22) 同上
SS-503 はくりゅう 三菱重工業 2011年(H23) 同上
SS-504けんりゅう 川崎重工業 2012年(H24) 第1潜水隊群第3潜水隊(呉)
SS-505ずいりゅう 三菱重工業 2013年(H25) 第2潜水隊群第4潜水隊(横須賀)
SS-506こくりゅう 川崎重工業 2015年(H27)予定
SS-507 平成23年度計画 三菱重工業 2016年(H28)予定 未定(8122号艦)
SS-508 平成24年度計画 三菱重工業 2017年(H29)予定未定(8123号艦)
SS-509 平成25年度計画 三菱重工業 ? 未定(8124号艦)
こくりゅうの主な仕様(Wikipediaより)
排水量 基準:2,900トン
水中:4,200トン
可能潜航深度: 未発表
全長 :84.0m
全幅 :9.1m
深さ :10.3m
吃水: 8.5m
機関: ディーゼル・スターリング・エレクトリック方式(水上:3,900ps/水中:8,000ps)
12V25/25SBディーゼル機関 2基
川崎/コックムス4V-275R MkIIIスターリング機関 4基
推進電動機(交流同期電動機) 1基
スクリュープロペラ 1軸
最大速力: 水上で13ノット / 水中で20ノット
乗員: 65名
そうりゅう型潜水艦の解説(Wikipediaより)
そうりゅう型は世界的に見ても最大級の通常動力型潜水艦である。特に魚雷戦を行う
ための戦術用潜水艦としては現在世界最大の大きさ(排水量約4,200トン)である。
ただし弾道ミサイルを運用するための戦略型潜水艦を含めれば、近年就航した中国の
032型弾道ミサイル潜水艦が約6,600トンで最大の通常動力型潜水艦となる。
AIP潜水艦としては既にスウェーデン海軍のゴトランド級潜水艦やドイツ海軍の
212A型潜水艦などが就役しているが、いずれも水中排水量2,000トンに満たない
小型艦であり、本型はAIP潜水艦としても世界最大(2013年現在)となった。
上の2枚の写真は三菱重工業神戸造船所で建造中のそうりゅう型潜水艦を
ファンタジー号から撮ったものです。
3隻建造されています。海に1隻8122号艦か?、陸に2隻 8123号艦、8124号艦か?
2013-10-17撮影
潜水艦の関係で過去に書いた小生のブログにリンクしておきます。
潜水艦事故と教訓 By寺崎正俊氏
新しい防衛計画の大綱