正法寺古墳群 in 三木市 on 2013-7-3 |
この古墳群の中の1号墳は三木市内に現存する最大の横穴式石室で
一辺が16mの方墳であることが確認されています。
この1号墳を中心として2号墳、3号墳の石室を移設し、
平成11年(1999)正法寺古墳公園として整備されました。
正法寺(しょうほうじ)古墳公園の基本情報
住所:三木市別所町正法寺601
問い合わせ先:0794-82-2000(正法寺公園)
現地の説明版の解説を引用紹介します。
「市内でも代表的な横穴式石室をもつ古墳群のひとつで美嚢川や加古川を眼下に望む正法寺山頂から、西麓の段丘にかけて所在する古墳からなっています。平成6年(1994)に圃場整備事業に伴い段丘上の古墳を発掘調査。調査は段丘端部にある1号墳・2号墳と段丘高位にある3号墳・4号墳で行い、新たに1号墳の周溝内から
2基(1-a号墳・1-b号墳)、3号墳に近接して3基(10号墳~12号墳)、墓地内で2基(13号墳・14号墳)を確認。墓地内の2基以外は圃場整備事業内にあり調査を行いました。調査した古墳は1号墳を除き開墾や土取りで墳丘や石室は壊されていましたが、調査の結果、石室の規模や構造を確認することができました。それぞれに異なる構造を示し、古墳の変遷過程を知る資料となったほか、群中で最大規模をもつ1号墳と4号墳が中心的なと推定できました。また、出土した副葬品から、6世紀後半から7世紀前半にかけて築造された古墳群であると推定。調査後、1号墳と1-b号墳が所在するこの場所に、2号墳、3号墳の石室を移設し、平成11年(1999)正法寺古墳公園として整備されました。 1999.7.1 三木市教育委員会」
正法寺古墳群の位置を地図で示しておきます。
正法寺古墳群からの出土品は別所ふるさと交流館に展示されています。その1部を紹介します。