第6回 サイエンスフェア in 兵庫 on 2014-2-2 |
開催要項については下記サイトに詳細に記載。
http://www.hyogo-c.ed.jp/~kobe-hs/ssh/sf6/sf6.html
県教委と文部科学省から理数系科目に重点を置く高校を助成する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定されています。兵庫県内の高校下記の9校です。
神戸高校
三田祥雲館高校
尼崎小田高校
明石北高校
加古川東高校
豊岡高校
龍野高校
神戸市立六甲アイランド高校
武庫川女子大付属中・高校
尚、全国では201校が指定されているそうです。
県内約40校の高校生ら約1500人が参加。高校生のポスターセッション103ブース。さらに企業、大学、理化学研究所などの研究機関などが48のブースでポスターセッションを行いこれからの科学技術を担う高校生が熱心に見学、質問などをしていました。
マグマ分化の説明:
マントル上部で発生するマグマは、そのまま固まると玄武岩(はんれい岩)になる組成、いわゆる玄武岩室質グマである。ではなぜ、玄武岩室マグマから様々な組成を持つ火成岩ができるのであろう。これを初めて実験的に、また理論的に解明したのはボウエン(1887~1956年、カナダ)であった。
ボウエンは、玄武岩質マグマから、晶出温度が高い鉱物から結晶を始め、それが沈殿することによって、またさらに残液と晶出した結晶が反応することによって、残液の組成も変わり、その組成が変わったマグマから別の鉱物が晶出する、こうして様々な組成を持ったマグマ、そして火成岩ができることを明らかにした。こうした一連の過程をマグマの分化という。
結晶分化作用(けっしょうぶんかさよう、crystallization differentiation)とは、火成岩の多様性を説明するメカニズムの一つである。マグマが冷却固結する際、晶出する結晶(鉱物)の化学組成はマグマ自体の化学組成とは異なるので、高温なマグマが低温な周囲の岩石に冷やされ、晶出した鉱物と残りのマグマが分離した結果、残されたマグマの化学組成が変化していくことをいう。
晶出した鉱物と残りのマグマの分離のメカニズムは幾つか考えられるが、最も一般的なものとしては、グリーンランドのスケアガード岩体のような層状貫入岩体で観察されるように、マグマの中で晶出した結晶が、重力により分離するものである。すなわち密度の大きな苦鉄質鉱物が沈み、低密度の珪長質鉱物が浮く。また、深成岩になる前に順次噴火が起これば、噴出物が次第に珪長質になっていく。
理研のブログへリンクしておきます。
http://www.riken.jp/pr/blog/2014/140122_1/
上の動画はNo.36 関西学院大学理工学部 身体のはたらきを活かすコミュニケーションインターフェイス