1,800万人の男性型脱毛症(AGA)の患者に朗報 毛包器官再生医療の可能性を示唆 |
2018年6月4日、理化学研究所と再生医療ベンチャーの株式会社
オーガンテクノロジーズは人の髪の毛のもとになる毛包組織を培養し
毛包という器官大量に作る再生医療技術を開発したと発表した。
治療の対象はホルモンが影響する男性型脱毛症(AGA)。全国に1200万人以上の男性患者がいるとされる。
来月から安全性を確かめる動物実験を始め、臨床研究に移行2020年の実用化を目指す。
ニュースはNHKテレビで知った。報道の内容を理解すると共に関連するサイトに
リンクを貼ることでその内容を簡略に纏めたいと願いブログ記事を書くこととしました。
1.NHKテレビ報道
ヒトの頭皮にある3種類の細胞(上皮性幹細胞、毛乳頭細胞、色素性
幹細胞)を取り出して別々に培養増殖し、さらに専用の特殊な機械で
3種類の細胞を一緒に培養することで、「毛包」の種を作りこれを患者
の頭皮に移植し、毛髪を再生させる方法である。
器官再生による再生医療の先駆けとなることを期待
記者会見には理化学研究所から辻孝氏、株式会社オーガンテクノロジーからは
杉村泰宏社長、平峯靖氏、岡本尚一氏が出席されました。
2.毎日新聞報道
再生医療のイメージが判り易い
3.理化学研究所等のプレスリリース
英文のプレスリリース原稿もあり
ヒトへの臨床応用の課題とその克服で2016年に「毛包原基を構成する幹細胞の
生体外増幅技術や安定的な原基製造技術の開発」に京セラ株式会社が参入。
4.産経新聞の報道
5.京セラのプレスリリース
(2016年7月12日)
6.理化学研究所等のプレスリリース
(2016年4月2日)
2009年8月14日の朝日新聞の朝刊には「日本が09年予算に145億円の予算を
確保しているものの欧米にたいしてバイオ企業の数も少なく、研究者の
層も薄い為、iPS細胞の再生医療への応用実用化は、欧米よりも遅れる
東京大学、理化学研究所の4つであるのに対して米国の幹細胞研究センターは
約50.ハーバード大学幹細胞研究所は約70の研究室、約100の協力研究室をもつ。
医学、化学、工学など世界のトップレベルの研究者を集め、チームで問題解決
にあたる。日本の研究体制との差は歴然としたものがある。
7.再生医療関係の小生のブログ