地球から数十億光年以上という非常に遠い距離にあって銀河本体と同じくらい
明るい光を放つものはクエーサー(quasar)と呼ばれており、別名で
銀河中心核とも呼ばれます。ビッグバンから10憶年程度までの初期宇宙を
理解する上で重要な天体である。
最近、観測史上2番目に遠く太陽の15億倍の質量のクエーサーJ1007+2115が
Jinyi Yang氏(アリゾナ大学スチュワード天文台)らの研究グループにより報告
されたニュースが報じられましたのでレビューすることとしました。
発表された報告
報告の概要
1)今回見つかったクエーサーは初期宇宙(ビッグバンより7億年)
に生成されたもので赤方偏移Z=7.515(130.2億光年)で
J1007+2115(フルネームJ100758.264+211529.207)
と命名。2018年の報告のクエーサー「J1342+0928」
Z=7.54に次いで観測史上2番目に遠いクエーサーである。
2)J1007+2115の質量は太陽の10億倍以上でブラックホール
を有する(J1342+0928の質量は太陽の8億倍)
3)観測に用いられたのはハワイのマウナケア山にあるW.Mケック
天文台やジェミニ天文台の望遠鏡が用いられたことから
「unseen spinning source of creation, surrounded with brilliance
(輝きに囲まれた、見えざる回転する創造の源)」を意味するハワイ語
「POH-knee-aah-Eh-na(ポーニウアエナ)」と名付けられています。
報道例
著者の一人Jinyi Yang氏のプロフィール
関連事項:
ビックバンから40万年ほど経つと、プラズマ状態だった陽子と電子の温度が
下がって互いに結合し、中性の水素原子が作られる。
この時代には光を放つ天体はまだ生まれておらず、中性の水素原子と
ヘリウム原子からなるガスが宇宙を満たしていた。
この時期を宇宙の「暗黒時代」と呼び、数億年ほど続いたと考えられている。
やがて重力によってガスが集まって収縮し、最初の恒星や銀河が作られた。
これら第一世代の銀河が放出する紫外線によって中性水素は再び完全に電離された。
このイベントが宇宙の「
再電離」だ。銀河間物質として今も希薄に存在する
水素ガスは、この再電離の時代から今日まで、電離したままの状態で存在している。
「
再電離は宇宙史の中で最後に起こった大転換で、現在の天体物理学研究の
最前線の一つです」(「 」内は
チリ・カーネギー天文台のEduardo Banadosさん)
赤方偏移(せきほうへんい、redshift)Zとは、主に天文学において、観測対象からの光(可視光だけでなく全ての波長の電磁波を含む)のスペクトルが長波長側(可視光で言うと赤に近い方)にずれる現象を指す。波長λのスペクトルがΔλだけずれている場合、赤方偏移の量 z をZ=Δλ/λ と定義する。赤方偏移が起きる理由は遠ざかる音源からの音がドップラー効果により低くなるのと同様、遠ざかる光源から発せられた光には赤方偏移がおこる。
Zの値が多きい程、遠い距離に存在。
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