ジャーデン・マセソン商会の門柱 |
2007年10月20日(土)神戸北野異人館の周辺散策をした。
上の写真は萌黄の館の前で見つけたジャーデン・マセソン商会の門柱である。
門柱に貼り付けてある説明書きより引用する。「この煉瓦造りの門柱は、かって旧外国人居留地京町83番の英国商館に建っていたものである。明治37-8年ごろの建造になり、明治の
名残りを留める貴重な文化遺産として、ここに保存する。」昭和53年秋 神戸市
ジャーデン・マセソン商会(英文でJardine, Matheson & Co.)は1832年7月1日に広東で
設立され現在でも存続しているスコットランド系大商社である。
現在のJardine,Matheson&Co.グループのホームページ
日本でも万延元年(1860)にジャーデン・マセソン商会が横浜に英一番館を建てており、その後横浜で外国人貿易商が次々と商館を建設している。
明治政府との繋がりも非常に強く、工部大輔伊藤博文に委託され学校の創設の斡旋をした
結果工部学校の創設に繋がっている。明治6年(1873)7月にヘンリー・ダイヤーHenry Dyerとその部下教授及び助手計9名が来日し、学校の創設に携わっている。
ジャーディン・マセソン商会は
1832年、 元船医で貿易商人のウィリアム・ジャーディンと
ジェームス・マセソンにより、中国の広州(沙面島)に設立されます。
中国語名は「怡和洋行」。なお、創業者ふたりともスコットランドの出身です。
ジャーディン・マセソン商会 Jardine Matheson Holdings (Wikipedia)