重要文化財箱木家住宅 |
2007年11月12日(月)に神戸市北区にある重要文化財の箱木家住宅を訪問して来ました
ので紹介します。日本で1番古い民家とされています。上下の写真は右が母屋で左が離れ。
昭和42年6月15日国の重要文化財に指定。
住所:〒651-1264 神戸市北区山田町衝原(つくはら)
地図はこちら
連絡先:箱木 眞人 氏 TEL:078-581-1740
説明書より下記のとおり引用する。
箱木家住宅(国指定重要文化財) 指定年月日 昭和42年6月15日
一般には「箱木千年家」の名で知られています。
箱木家は古くからこの地方の土豪であったと伝えられ、代々庄屋を勤めた家柄です。
現在の建物は、呑吐ダムの建設に伴い、昭和52年7月から54年3月にかけて
移築工事が行われ、従来のところから数十メートル 離れた高台に建っています。
移築の際に行われた解体調査及び敷地発掘調査により、現存する日本最古の民家
であることが確認され、加えて14世紀頃に建てられた「母屋」と、後に建てられた「離れ」
とを江戸時代末期に一つ屋根の下に納めた合成建物であったことも明らかになりました。
現在は「母屋」と「離れ」を建築当初の形に分離して再建し、築山、中庭、納屋、土蔵等
を移築前と同じように配しています。
平成4年3月 神戸市教育委員会
上の写真は土間(にわ)と生活用品展示。
上の写真は台所からなんどを撮った。
上下の写真はおもての部屋を撮った。写真に出ていないがいろりと槍があった。
上の写真はおもての部屋の縁側と離れの縁側。
上の写真は離れにあった書額。
上の書は離れの6畳の間の資料で大同元年(806)3月11日の文字が見られる。
調査では現存する母屋の建築年代は14世紀頃としている。
箱木家はもと山田庄の地侍で、応永(1394-1429)年間には宮座の下頭屋(しもとうや)
役を勤めていたといわれこの時代頃の建物であろうと思われる。
江戸時代の文書で摂陽奇観(元禄5年)によれば矢田辺郡衝原村箱木兵部といへる人家の梁
文大同元年上棟と今年見当る(中略)里人云此家の柱を見るに古代の物にして千年家と云へリ
上の写真は離れの縁側である。
上の写真は離れの8畳の間。
上の写真は箱木千年家の遺構発掘時の調査結果の図。
昭和52年までの箱木家の周辺の状況の模型が展示されていました。
箱木家住宅の模型。
箱木千年家の説明文。
上の写真は裏手より母屋と離れを撮ったものです。
上の写真は箱木千年屋母屋の棟飾りに焦点をあてて撮ったものです。
上の写真は朝日百科 日本の歴史4のPage259からのコピー(岡本茂男氏撮影)
で同じく箱木千年屋の棟飾りの写真