乙姫神社(乙姫大明神) |
天高稲荷大明神がある。地元では乙姫さん、天高さんの愛称で親しまれている。
承安年間(1171~1174年)に平清盛が建立したと伝えられている神社で、豊玉姫神と
天高稲荷を祀っている。正式には下畑大歳神社と言われています。
下畑海神社は宝暦年間(1751~1763年)に建立されたものであるので、この社が
下畑村の鎮守社であったものであると推察できる。
住所:神戸市垂水区下畑町神の脇437番地 最寄は神戸市バスの柏台停留所よりすぐ。
連絡先は海神社社務所 TEL:078-707-0188
下の写真は2007年の下畑海神社の秋祭り(10月7日)にお旅所になっている関係で
天高さん=猿田彦(はなたかさん)を中心とする行列が乙姫神社を参拝している様子です。
乙姫神社の扁額には乙姫大明神と書かれています。
下畑大歳神社の入口には龍宮城と書かれた鳥居があります。
龍宮城の由緒は江戸時代に明石藩主であった松平忠国が沢山の参詣者を集める目的で
この神社を龍宮伝説の地であると創作し、それが江戸時代以降もずっと続いたという。
龍宮城の物語は「鯛とり山」で浦島太郎が鯛を釣り、その鯛を助けたら龍宮城に連れて
行かれ、百年目に乙姫神社の背後にある崖の上で目が覚めたと言うのがストーリーである。
全国的にこのような地が創作されており木曽の寝覚ノ床が一番有名な場所である。
丹後城崎の北の海岸にある網野町が龍宮城の物語を最初に創作したらしい。
入口の石碑には大歳神社と天高神社の表示がしてあり乙姫神社の表記はない。
下の写真の右手が乙姫大明神左手は天高稲荷神社である。両者の真ん中に安産を願う
ご神体の木の株がある。
さざれ石の崖 を背にした神社で龍宮城伝説の雰囲気にピッタリの場所である。
祭神の豊玉姫神は古事記にある「海幸彦と山幸彦」の山幸彦の奥さんであり、
海の神様である綿津見(わたつみ)の神の娘さんです。